足羽神社(福井市)御社殿

 

出番

今から5年ほど前、

僕が神社検定を必死で(笑)受けていた頃、

第25代武烈天皇の後を継ぐために、

福井県に住んでいた

第15代応神天皇の子孫が、

大和に出て継体天皇として

58歳で即位したという話を知りました。

そんな継体天皇を御祭神とするのが、

足羽あすわ神社です。

神社の御由緒には、

継体天皇は母親の出身地、

丸岡町南部で育ち、

後に足羽山に御社殿を建て、

善政を行ったと書かれています。

継承者の主流から離れて久しく、

しかも

都から遠い場所に住んでいた皇子が、

58歳で天皇に即位するというのは、

なかなか珍しい事、

人生、どこで出番が

巡ってくるかは分かりませんね。

本参道

横参道から入ってしだれ桜を堪能後、

改めて本参道の途中から

御社殿へと向かいます。

境内案内。

スタート地点は、

シダレザクラ右下の

タカオモミジあたりです。

石段。

少し行くと赤い鳥居と

タカオモミジが同居しています。

タカオモミジの空洞には、

注連縄が架けられ、

その根っこ部分には、

小さな鳥居が幾つも奉納されています。

人々はこの木の生命力への崇敬を

表しているのでしょうか・・

そして、

この場所で振り返った妻が雄叫びを(笑)

「あれ!白山じゃない?」

お〜白山だ〜!

背中には、

こんな絶景が待っていたのですね。

雪を冠した霊峰、

これで、

テンション爆上がりですよ(笑)

再び御社殿側に向き、リスタート。

緑がかったこの鳥居、

恐らく足羽山で採石される

笏谷石製かと思われます。

やはり左側の

シダレザクラが気になりますね(笑)

本参道から撮影。

何度見ても見飽きません。

横参道に面した手水舎へ。

龍神様かのお口から流れる

清浄な水に喜ぶ妻。

手水舎の軒に吊された、

てるてる坊主、

癒されますな〜!

お陰で、福井の旅は

晴れまくりですよ(笑)

拝殿へ。

左側の絵馬掛けが気になります。

「願い桜絵馬」と書かれた

シダレザクラの絵馬掛け。

この日の桜と同じく満開だ〜!

参拝。

拝殿内には、御祭神である

継体天皇銅像の写真も奉納されています。

待合所

参拝後、拝殿横の待合所へ。

10年ほど前、

僕が一人で参拝した時には、

人形供養の人形たちで

満杯になっていましたが、

今回は人が主役になれるようです(笑)

提灯の神紋が気になります・・・

そして、注目はこちら。

横山大観展の案内。

このポスターの主役でもありますが、

横山大観と言えば富士山。

多くの作品を残されていますからね!

今年初め、谷中霊園に眠る

横山大観の墓に参った僕たちは、

ここでのご縁に大喜びです(笑)

継体天皇御世系碑

横参道を戻って、

継体天皇御世系碑へ行こうとしたその時、

またもや妻の雄叫びが(笑)

「あれ!虹よ!」

お〜凄い!

シダレザクラの上に出た、

太陽をぐるりと囲む虹、

これは、たまらんですね!

桜の下の継体天皇御世系碑へ。

継体天皇の功績が、

刻まれているのかな?

漢文なので読めず(汗)

また案内を書き出すと

以下になります。

「6世紀初頭、第26代天皇。

飛騨高山の国学者・田中大秀が

碑の建設を計画し、

没後の弘化4年(1847)、

福井の門人たちにより竣工した。」

六地蔵宝塔

最後に訪問したのが、

横参道の左側の小山に建つ、

六地蔵宝塔です。

登り口の案内を

書き出すと以下になります。

「元禄十四年(1701)六月、

松玄院第八世諶応等が開眼導師となり、

常陸国(茨城県)真壁郡小栗庄下館の

真誉諶入によって建立されたもので、

菩提車六地蔵とも呼ばれる。

六角石の上部に六地蔵の彫刻、

中央内部に六角形の木製車輪があり、

これを回転させると災難を免れるという。」

六地蔵を参拝。

そして、

ここから見えるのが・・・

またもや(笑)シダレザクラ!

しだれ桜に始まり、

しだれ桜に終わった

足羽神社参拝でした。

 

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