太宰府天満宮・浮殿

「負の意識」を払拭
地元福岡に鎮座する太宰府天満宮。
学問の神様として、
全国的に超有名な神社です。
僕たちも数えきれないほど
行ってはいますが、
いつも本殿周辺だけで、
境内社すらほぼ参拝した事もなく、
遠方から気合を入れて来られる観光客よりも
知らない事は多いでしょう。
今回、令和5年から御本殿大改修の為の
「仮殿」もかなり気になっていた事と、
「近くだからいつでも行ける」という
「負の意識」を払拭すべく(笑)
思い切って太宰府天満宮への
バス旅を決行する事にしたのですが、
とにかく驚きと感動の連続で、
「思い立ったが吉日」という
昔の人の格言は、
間違いなく令和7年の今でも
しっかりと生きていました(笑)
最後の二人
いつものように
自宅近くのバス停からスタート。
バス到着。
この路線の車両は高速バス仕様で、
リクライニング&コンセント付きという
ゴージャスさ。
通勤でも毎日使っていますが、
快適という言葉しか思いつきません。
蔵本バス停から乗り換えの
呉服町バス停に到着寸前、
妻が雄叫びを!
「見て!旅人よ!」
「お〜ホントだ〜」と僕。
旅人はバスの愛称で、
福岡市内から太宰府天満宮への直行で、
もちろん呉服町には停車しません。
呉服町から
博多駅バスターミナルに到着。
太宰府行きの乗り場へ向かい、
行列に並ぶと
先ほどの「旅人」が停車し、
中を覗くとほぼ満員状態なのです・・
そして、
「満員になりますので、
次のバスでお願いします」
僕の心配に追い打ちをかけるかの如く、
係員のお姉様の悲しいアナウンスが(汗)
30分待ちか・・・
しかも目の前のノンストップ便とは違い、
いくつかのバス停に停まるので、
太宰府到着は40分遅れになるのです。
悲しさがピークに達したその時、
「あと二人乗れます」
とお姉様の声が。
そして、
僕たちの前に並んでいたのが
5人グループという事で、
次のバスにすると言われ、
「最後の二人」の権利は、
僕たちに巡って来たのです!
何とラッキーな!!
妻も僕も狂喜乱舞してバスに搭乗(笑)
最高列真ん中二つの座席が、
最後の二人に与えられた場所。
車内を見渡せる一等席(笑)です。
無事、太宰府に到着。
旅人をお見送りして参道へ。
参道
朝8時45分ということで、
まだインバウンド客も少なく
思った以上にスムーズに参道を歩けます。
一つ後のバスならば40分後なので、
かなり様子は違った事でしょう・・
ガラ空きの天満宮参道、
なんか異空間です(笑)
妻の勤務先がケースを納入している
「うその餅」の製造元、梅園を確認。
帰りに購入するかも知れないので・・
軒に刺さりそうな鳥居(笑)
源朝臣綱政と刻まれ
江戸時代の建立のようです。
天満宮門前町の地図。
二の鳥居(多分)
隈研吾設計のスタバ。
中国の方に人気のようで、
この前で写真撮っていましたが、
僕も全く同類かな?(笑)
三の鳥居(多分)前。
ここからいよいよ
本格的な散策開始という事で、
まずは境内図を確認します。
この境内図、
期間限定な貴重なものですね!
その訳は・・
今回、参拝の目玉でもある仮殿が
ちゃ〜んと描かれているんですよ!
案内板の更新も完璧な太宰府天満宮、
さすがとしか言いようがありません。
浮殿(うきどの)
ほとんどの参拝者は、
案内所から左に折れて、
太鼓橋、本殿方面を目指しますが、
僕たちはその反対、右に折れて、
ほぼ誰もいない場所へと向かいます。
浮殿。
ここめっちゃ癒されるわ〜!
「浮殿」
案内を書き出すと以下になります。
「水面にその影が映る建物を浮殿といった。
浮殿は鎌倉時代の境内図にもみえ、
戦前までは心字池の辺にあった。
秋の神幸式の御旅所・行宮で、
御神輿はここでお休みになり、
竹の曲の一座が「御供上げ」の曲を奏する。
九州国立博物館開館に合わせて
庭園を全面改修した。」
参拝へ。
「浮殿」の神額。
そして自然を足元にやると・・
「境内美術館」
「本当にキラキラ
するけれど
何の意味もないもの」
これは一体何を意味しているのか?
そう思って御社殿内を覗くと・・
お〜!これはビックリ!
まさかの丸い物体が!
「本当にキラキラ
するけれど
何の意味もないもの」
確かにその名の通りか・・な?
う〜ん芸術は難しい(汗)
お隣の厳島社へ。
御祭神の市杵島姫命に参拝。
今まで行ったことがない
太宰府天満宮の隠れスポット訪問第一弾は
これにて完了です。