太宰府天満宮・仮殿

 

期間限定

老朽化した御本殿を改修し、

神様のお住まいを新たにする間、

御神体を鎮める仮殿が設られることは、

一定規模の神社には共通しています。

仮殿は、神社建築を簡素化した形が

一般的ですが、

ここ太宰府天満宮の仮殿は、

従来の常識が180度ひっくり返る程、

斬新なものとなっていて、

一度は見てみたいと思っていました。

ただしあくまでも仮殿ですから、

御本殿に神様が戻られれば、

取り壊されて跡形も無くなるのです。

令和九年に式年大祭が行われる予定なので、

仮殿での参拝可能期間はその前まで。

儚いからこそ心を打つ?

まるで「桜」みたいな仮殿です・・

麒麟きりんおよびうそ

志賀社を参拝後、

二つ目の太鼓橋を渡り

さらに参道を進みます。

この時間(朝9時半頃)、

参拝者はそこそこ多いものの

まだ爆発はしていません(笑)

巨大なクスノキを横目に手水舎へ。

楼門&手水舎。

後ほど行く予定の宝物館の案内。

「太宰府天満宮仮殿の軌跡」とは、

随分興味をそそられますね!

後から宝物館に入ったのですが、

正直、度肝を抜かれました・・

それは、

藤本氏の仮殿への比類なき情熱ですが、

その内容は宝物館編にて書く事にします。

そしてこの手前には、

二つの銅像があります。

麒麟(左)と鷽(右)。

「麒麟および鷽像

(県指定文化財)」

「麒麟は中国の瑞獣思想上の動物で、

聖人が現れて王道が行われる時に

出現すると伝えられ、

菅公御聖徳をたたえたものといえる。

鷽は、一月七日、一年中の嘘を

天神様の誠心と取り替えていただく

鷽替神事縁の鳥で、

幸運を運ぶ天満宮の守り鳥でもある。

嘉永五年(1852)に奉納されたもの。」

なんと170年ほど前の奉納ですよ!

思った以上に古いものです。

麒麟のお顔アップ。

参拝者に撫でられたのか、

お鼻がピカピカですが、

ここと同じ位に人気の撫でどころが

こちらです・・

出口!

みんなに撫でられて、

麒麟さん、かなりむず痒いかも?(笑)

手水舎

僕たちは既に、

「三世の邪念を祓う」と言う

ありがた〜い太鼓橋を渡り、

過去の罪穢れは、

綺麗さっぱり無かった事になっていますが、

ここでさらに磨きをかけるべく、

手水舎で仕上げの禊をする事に。

掃除中かな?

水が全部抜かれて、

亀さんが顕になっていますね!

レアな体験、

これも早朝から参拝したご褒美かな(笑)

楼門

次は楼門ですが、

その前に社務所側に歩き、

回廊と楼門とクスノキを撮影します。

真ん中のクスノキは回廊の屋根に

穴を開けて保存されていて、

太宰府天満宮の優しさが

凝縮されています。

楼門をくぐり仮殿へ。

仮殿

遂にご対面(笑)

お〜これは素晴らしい!

背後の鎮守の森と一体化して、

見事な景観を作り上げています。

右斜から。

ここで妻が雄叫びを!

「あれ見て!

アジサイが咲いてるよ!」

仮殿の屋根にアジサイとは!

びっくりですよ!

とにかく感動しっぱなしで、

なかなか参拝まで行きつきません(笑)

ようやく参拝。

洗練された賽銭箱にも

目が釘付けです。

左斜から。

御祈願中の風景。

仮殿で御祈願された方、

素晴らしい思い出になりますね!

太鼓も梅の花。

六月のアジサイ色の御神籤と仮殿。

仮殿のアジサイと共にツーショット完了。

(続く)

 

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