越前大野城(福井県)天守外観
個人の寄付で再建
越前大野城の天守は
江戸時代中期、
安永四年(1775)火災で焼失、
寛政七年(1795)に再建、
廃藩後は取り壊され、
現在の天守は、
旧士族の萩原貞氏の寄付により
昭和四十三年(1968)に
模擬天守として建てられています。
住民の寄付を集めて建てられた天守は、
いくつかありますが、
個人からの寄付のみというのは、
少し珍しいのではないでしょうか?
現在、「天空の城」として
全国的に有名になった越前大野城、
きっと萩原さんも喜ばれているでしょう!
天守外観
天守へと向かいます。
石垣は無骨な野面積み。
この時、かなりの逆光で、
これを撮るのには城影に入るしかなく、
天守との距離が取れません(汗)
せっかくなので、
強烈な逆光で浮かび上がる
石垣&天守も撮影。
こちらは桜のピンクも引き立つし、
めっちゃ強そうにも見えますね!
「シルエット大野城」、
なかなか乙なもんですな〜(笑)
サイドに設られた「武者登り」。
武者でもない僕たちが登ってみると
いい感じの天守が見えてます。
武者登りを降りて西側へ。
案内には、
「江戸時代の絵図には、
本丸に望楼付き2層3階の大天守と
2層2階の小天守・天狗櫓などが
描かれています。」
このように書かれていますので、
現在のものは模擬天守でも
復興天守に近いものと言えそうです。
西側の石垣。
南側の石垣。
石垣の端っこの一本桜。
天守&桜。
ここから天守へ登って行きます。
桜が満開だと、
そちらに気を取られてしまい、
石垣など遺構を見る力を
削がれてしまうのは、
嬉しい悲鳴という奴でしょうか(笑)
やっぱり桜が目に入るな〜(笑)
天守に到着し、
とりあえず花見三昧は一旦終了です(笑)
(続く)