永平寺(福井県)唐門

 

大久保勘左衛門

永平寺での主目的は、

江戸時代後期の棟梁、

大久保勘左衛門が造ったといわれる

唐門(勅使門)を体感すること。

大久保さんの存在を知ったのは、

7年前に福井県越前市で参拝した

岡太おかもと神社・大瀧神社の御社殿で、

その唯一無二の姿は、

強烈な印象として残っています。

こちらがその拝殿・本殿の近影で、

この姿を見ると、

今回訪問する永平寺の唐門(勅使門)への

期待も膨らむというものです(笑)

境内図

永平寺の伽藍の多くは、

廊下(回廊)で結ばれ、

空撮写真を見ると複雑な構造が、

よく分かります。

パンフレットの表紙。

伽藍群がひしめいていますね(笑)

案内図。

これがあったお陰で迷わず、

何とか全体像を把握できました。

川沿いの道

龍門からの参道のと並行して、

その右側には、

永平寺川沿いの道があります。

唐門への近道でもあるので、

まずはここから散策を開始。

圧巻の樹齢5〜600年ほどの

杉林の根っこ群。

巨木&清流、

身も心も浄化されっぱなしです。

対岸のお堂を遥拝。

ここでお堂下の苔むした岩に注目。

お〜これは龍神様ではありませんか!

苔に覆われたお顔の奥にある

眼光が鋭く光って、

何だか僕たちの方向を

見られているようです(笑)

そして、この後、

唐門へと向かったのですが、

そこは多くの修行僧たちが、

掃除の真っ最中(汗)

とても唐門を体感&写真を撮る

状況ではなかったので、

また時間をあけてから

再チャレンジすることに。

龍門

永平寺本参道の入口の門は、

「龍門」と名付けられています。

龍門前。

「吉祥山永平寺」の寺号表と

「道元禅師御歌」。

「春は花 夏ほととぎす

秋は月 冬雪さえて

すずしかりけり」

この歌は道元禅師が永平寺の夜空を眺めて

詠まれたものだそうです。

今年(2024年)10月

オープン予定の

永平寺のカフェ・物販店舗の告知。

龍門。

少し行くと手水舎ですが、

第一の目的を達成すべく

手水舎はスルー(笑)

一葉観音。

永平寺を建てた道元禅師が、

中国に渡る船上で大時化に遭った時、

観音教を念誦されると浪の上に

この一様観音が現れ、

無事航海をされたと

案内に書かれています。

僕はこの情景を見て、

延暦寺の絵看板を思い出しました。

一葉観音の船と、

絵看板の道元禅師が乗った小船、

なんか似ていますよね!

修行した道元禅師は、

観音様の域に達したことが、

この一葉観音の

隠れた意味なのかも知れません。

唐門(勅使門)

次に再チャレンジの唐門へ。

今度は誰もいません!

チャンス到来(笑)

石段下までが立入可能なので、

ギリギリまで行って撮影。

苔のむし方がたまらんですな〜!

ズームも使い、

何とか大久保勘左衛門の

息吹を感じようと必死な僕(笑)

彫刻のアップ。

色々とネットで調べると

永平寺唐門(勅使門)の造営に関して、

大久保勘左衛門は、

指揮・監督的な立場で、

岡太神社・大瀧神社社殿のように

一から十まで全てに携わったのでは

ないというのが定説になっているようですが、

とにかく

大久保さんの門を拝むことが出来、

めでたし、めでたしです(笑)

手水舎

永平寺の主目的を達成したので、

後は気楽に(笑)拝観へ。

手水舎。

8箇所の龍神様から

清らかな水をいただけます。

手水鉢の真ん中では、

龍神様が玉を持っておられます。

僕たちの将来を占って

くれている訳ではありませんが(笑)、

一葉観音も映り込み、

何とも言えない

清々しさを与えてくれます。

(続く)

 

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