2019/04/28

大瀧神社(2017年福井の旅)(越前市)

 

岡太(おかもと)神社 大瀧神社

表題を「大瀧神社」としましたが、

実はこの神社、二つの神社が

一つの本殿をシェアしているのです。

本当は並列に書くのでしょうが、

元々は大瀧神社だったそうなので、

大瀧神社に敬意を表し、

大瀧神社としました。

大瀧神社へ

僕が興味を持った越前和紙。

その越前和紙の里近くに

大瀧神社は鎮座しています。

こちらは駐車場から近い裏参道。

表はこちら。

両脇にはイチョウの巨木が

まるで大門のようにそびえています。

鳥居の神額にも

岡太神社、大瀧神社と

書かれています。

杉林に囲まれた境内に入ると、

多くの燈籠群が見えてきます。

写真だけでは伝わらないので、

ここは動画も撮りました。

本殿の一段下の境内ですが、

これから参拝するのがワクワクしてくる

エントランスとなっていますね!

案内によると

ここの本殿には三柱、二つの神様で、

一つは大瀧神社の國常立尊、伊弉諾尊。

二つ目は、岡太神社の、

紙の神様 川上御前(岡太大神)。

紙の神様、川上御前のいわれが、

神社横の道路脇にありました。

内容を要約すると、

1500年ほど前、岡太川上流の宮ヶ谷に

ある美しい女性が現れ、

村人に紙の漉き方を教えました。

それが今の越前和紙となり

紙の神様、岡太神社の御祭神として

祭られているというものです。

確かにこの近辺は越前和紙の生産地、

すごい歴史があるのですね!

十一面観音座像が置かれている建物。

この時はあまり興味がなく(笑)

外から建物だけ撮影しましたが、

今、御由緒をあらためて読むと、

この十一面観音座像は

明治の神仏分離令が出る前の

江戸時代までは、ここ大瀧神社の

ご神体でもあったものでした。

あの平泉寺白山神社の開祖、泰澄大師が

1300年前、

國常立尊、伊弉諾尊の主祭神と

十一面観音をその本地とする

神佛習合の社を建てたのがここ

大瀧神社のはじまりで、

なんか凄いものだったのです。

昔からの手水鉢は苔でおおわれ

素晴らしい雰囲気を醸し出しています。

燈籠の多さにはビックリ!

ここから御社殿に向かいます。

楼門と左右の回廊は

古い感じがしますが、

平成に入ってから建てられた

新しいものでした。

それでも、

後から取って付けたようでもなく

これだけの雰囲気に仕上げているのは、

相当にここの神社を愛している

人たちによって設計され

建てられたのでしょう。

楼門から見た拝殿。

ここからだ少し小振りの

古い拝殿に見えますが、

後には大きなサプライズが

待ってました。

神額には二社が並列で書かれています。

そして、この神額に施された

龍の彫刻の繊細で素晴らしい事!

こんな神額、なかなかお目にかかれません。

拝殿自体の彫刻も圧倒的です。

江戸時代末期の作品ですが、

これを手がけた彫刻師は、

相当の腕前だったでしょう。

躍動感溢れる龍!

僕たちを襲って来そうな

腕が動いているかのようです!

僕たちはしばし拝殿の彫刻に

見とれて佇んでいました。

ようやく、参拝。

ここまでは

ごく普通の拝殿に見えていますが…

横に回り込んで見ると…

なんじゃこりゃ〜!!

僕が今まで見た事もない

独創的な外観の本殿と拝殿ですよ!

二つの棟は屋根で繋がっていて、

唐破風、千鳥破風、唐破風、千鳥破風の

連続で覆われた本殿と拝殿のデザイン、

凄過ぎますね!

社殿右側からも撮影。

本殿の彫刻は中国の故事となっていて、

こちらは、拝殿の龍のような躍動感とは

反対に、大人しいというか、

静かさを感じる繊細な彫刻となっています。

こんな凄いもの

いったい誰が作ったのかと調べてみると

「和紙の里」というサイトに

詳しく書いてありました。

サイトの文章を要約すると、

「天保15年(1844)に予定されていた

式年大祭(御開帳)に備えて、

前年の天保14年(1843)に

造営された複合社殿で、

曹洞宗本山永平寺の勅使門を作り上げた

一代の名棟梁

大久保勘左衛門の手になる建築である。」

へ〜

永平寺と言えば超有名なお寺ですね!

そんなお寺の勅使門(唐門)を

任せてもらえる棟梁が手がけたのが

これだったとは!

それにしても一番の驚きは、

そんなに凄い建築物なのに

僕たち以外には、

参拝者がいなかったことです。

平日だったとはいえ

5月の過ごし易い季節、

丸岡城とかには、

あんなに沢山人がいたのに…

みんな、福井が一押しの

恐竜博物館の方に行っているのかな〜?

しかし、僕はここに観光客が来ないのが、

今の素敵な社殿を今のままに保存出来る

唯一の方法だと思います。

人が多くなれば、確実に

本殿周辺は冊や囲いが出来、

近づけず、写真に撮っても

景観が悪くなるのは必至ですから…

間違ってもユネスコの

世界遺産に登録されないよう

心から願っています(笑)

社殿前にあった注連縄が巻かれた

石と燈籠。これが何かは不明です。

素晴らしい社殿をバックにツーショット。

今日の気になる写真

来年は大祭があるそうです。

去年からしての来年ですから、

今年あったという事です(笑)

あ〜見てみたかったな〜大祭。

 

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