富貴寺(大分県豊後高田市)後編

 

国指定史跡

富貴寺は、建築物である

国宝の大堂(阿弥陀堂)だけでなく、

お寺の境内そのものが、

国指定史跡です。

このお墨付きを貰えると、境内の整備や、

災害などに遭った時、再興のため

国からも復興資金が出やすくなる事で、

維持管理も出来、

この貴重な文化遺産である

富貴寺を守るのには、

大きな後ろ盾になっている事でしょう。

石造物

国東(くにさき)半島のお寺の特徴なのか、

ここ富貴寺には、

とにかく境内に石造物が多いのです。

という訳で、

富貴寺には石造物だけの

案内図まで装備されていました。

参道入り口で見た石殿はじめ、

数々の文化財的石造物が、

散りばめられています。

笠塔婆。

ミニ国東塔?

地蔵菩薩。

笠塔婆。

国東塔。

石堂。

阿弥陀堂裏のミニ国東塔。

白山社(六所権現社)

阿弥陀堂の左側の石段を登ると

神社があります。

富貴寺の鎮守社である白山社は、

お寺を守る神様で、

東大寺における手向山八幡宮の

立ち位置ですね。

神仏習合の名残というか

今でもまさに神仏習合です。

「大權現」と書かれた鳥居

御社殿が見えて来ました。

覆屋が付いたタイプですね!

中には古めかしく趣のある

本殿が待っていました!

祭られている神様とか、

神社の名前が分かりませんが、

御祭神は、白山という名前からすると

菊理媛神(くくりひめのかみ)、

六所という名前からすると神様が六柱、

そんな想像が膨らんでしまいますが、

全ては僕の想像だけ(笑)

なのでここは、

「大權現」という事にしておきます。

昔は朱赤に塗られていたような

形跡があります。

奥の院 薬師岩屋

大堂(阿弥陀堂)の裏側には、

こんな案内と石段が。

もちろん行くしかない(笑)

途中には、住職さんの

お墓があります。

苔の雰囲気、いいですね。

岩屋。

岩の上部はせせり出ていて、

庇(ひさし)というか、

リーゼントというか(笑)

薬師如来様に参拝。

本堂

本来なら本堂に参拝するのが

先なのかも知れませんが、

富貴寺自体も、

「国宝の大堂(阿弥陀堂)」推しで、

仁王門から、すんなり大堂に

参拝する流れが出来ています。

というわけで、最後に本堂へと向かいました。

「富貴寺本堂へ」。

和風の案内板がまたまたそそります(笑)

仮本堂。

現在本堂は長い期間をかけて

工事中なので、仮本堂での参拝となります。

本物のおもてなし感。

富貴寺各所で出会った和風の案内板、

ここにもありました。

本堂内。

工事中の本堂。

帰路へ

本堂から仁王門の前を通り、

富貴寺を後にします。

なんか、この角度からの仁王門は、

よりいっそうカッコいいですね!

富貴寺の前には川が流れ、

その向こうには、また山があり、桜あり、

そして・・・手前に駐車場あり(笑)

次は、両子寺(ふたごじ)へと向かいます。

 

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