龍蔵寺のイチョウ(山口県山口市)

 

幸運な木

龍蔵寺(りゅうぞうじ)には

幸運な木があります。

それは国指定天然記念物となった

イチョウの木です。

何故幸運なのか?

それは、今まで僕が見て来た

イチョウの木で、

同じくらいの高さ、幹の太さでも

国指定天然記念物でないものが

何本もあるからです。

巨木の場合、文化財指定の

基準はあってないようなものだと

僕は感じています。

誰が見ても間違い無い巨樹は別として、

巨木巡りをしていると

時々、これが何故指定を

受けていないのかな?…

そんな気持ちになります。

またその逆も(笑)

そんな中、ここ龍造寺のイチョウは、

国指定天然記念物として、

しかもお寺の本堂の前という

好立地にそびえ立っているのは、

やはり幸運な木というべきでしょう。

そして、巨木好きな僕だからこそ

この龍蔵寺を見つける幸運にも

恵まれたのです。

そして、何でこの幸運な木が

ここにあるのかは、

龍蔵寺のサイトで住職さんの

言葉や絵を見て大納得なのでした。

戦災孤児で土管の中で暮らし

乞食同然の生活から出発された

住職さんの言葉は身にしみる

素晴らしいものばかり…

そして、描かれる絵も、

住職さんの人柄が伝わって来て

心がほっこりするのです。

このお寺との縁を結んでくれた

イチョウの木、僕には忘れられない

幸運の木になるでしょう。

龍蔵寺へ

山口市の中心から

車で20分ほど山あいに入った所に

龍蔵寺はあります。

案内板。

やはり「絵」が描いてあると

分かり易いものですね。

参道脇には、七福神と共に

古い石灯篭などが並んでいます。

少し行くと石段と

奥には楼門が見えます。

石段の手前には、

こんなお地蔵さんがいました。

「あくしゅ地蔵」

この文字はサイトで見た

住職さんが書いていますね!

温かくて素敵です。

お地蔵さんを見る度に

いつもお地蔵さんを大切にしていた

妻のおばあちゃんを思い出します。

お地蔵さんとの握手は、

妻がおばあちゃんと

手を取り合っている姿と

重なって見えました…

一枚岩をくり抜いた、

古い手水鉢。

お地蔵様が彫刻された

古い石憧(せきどう)

室町時代以前の建立です。

そして、奥の方には、

少し恐いものが…

山伏の彼女を横恋慕した

殿様が山伏を斬り殺した場所。

そんなことして、自分に女性が

振り向くと思ったのかな?

殿様は。

石段を上るとすぐ左に

鐘楼が見えて来ます。

鐘楼の手前には芭蕉の碑。

芭蕉の碑は全国に見られますが、

松尾芭蕉がその地を

旅したからではなく、

芭蕉を敬う人たちが自発的に

建てた句碑が、多くあり、

これもその一つです。

鐘楼の前には「厳重注意」が。

そして、鐘楼の柱には、

その注意書きを補足する

強力な「厳重注意」があります。

もしも注意を守らず、

音が消える前に次の鐘をつくと

鐘が割れるのです(汗)

妻は、優しく撞いていました(笑)

割れなくて一安心。

こちらは現役の手水鉢。

一枚岩を使った舟形の

素敵なデザインです。

お寺と神社の

参拝方法は違いますが、

何故かお手水の作法は

お寺も神社も同じなのは

どうしてなのでしょう?

ふっと思いつきました(笑)

楼門。

楼門をくぐると本堂が見えてきます。

石段の横にあった、

「十二支わらべ地蔵尊」

やはり今は亡き息子の干支、

丑に目が行ってしまいます…

本堂。

本堂の回りには水路があります。

なんだか、滋賀県の日吉大社で見た

水路の雰囲気に似ていて、

これがあると本堂がより尊く見えます。

写真手前には、

「ぐち聞き地蔵」なるものが、

耳に手を当てています。

何と、この水路には、

錦鯉が泳いでいました。

本堂の中はきらびやかですね。

参拝。

ん?本堂かと思っていたら

観音堂と書いてあります(汗)

後から分かったのですが、

本堂は別の場所でした。

今まで何度も書いて来た「本堂」は

全て「観音堂」に

置き換えて読んでください(笑)

う〜ん、

次回は本当の本堂に行きます。

そして、次にこのお寺に

足を運ぶきっかけとなった

イチョウの木を散策しました。

山口市の木はイチョウだそうです。

なかなかの巨木です。

根っこのほこら部分には、

公孫樹(いちょう)洞穴観音が、

いらっしゃいます。

銀杏でも公孫樹でも「イチョウ」と

同じ読みむので、

頭が混乱しそうです(笑)

大きさの比較写真。

妻がまるでお釈迦様が

生まれた時にした

「天上天下唯我独尊」

(てんじょうてんげゆいがどくそん)の

ポーズをとっています。

「あなたはこの世でただ一人の

尊い存在なのです」

という意味ですが、

ここで自然とこんな

ポーズに見えたのは、

仏様がそうさせたのかも知れませんね!

そして、この写真を撮った場所は、

宝物殿のエントランスで、

この後は宝物殿に入ります。

国指定重要文化財が二点もあります。

こちらは県指定文化財の

十一面千手観世音菩薩。

(中にいらっしゃるのでしょう)

古いものが好きな人には

たまらない像です。

国指定重要文化財、

平安時代の作品、

胎蔵界大日如来像。

意外と気軽に置かれていて、

ちょっと心配に(笑)

この後は境内を散策します。

恋人と会いたい一心で

放火し、火あぶりの刑になった

八百屋お七の供養塔。

お七の兄が諸国行脚の途中、

ここに建てたものとされています。

少し行くと、

このような看板があります。

「散歩しながら是非

あなたの良さ、

生きてる素晴らしさを

見つけて下さい、

もう一度、心豊かに生きなおす

支えを見つけてください」

住職さんの人柄、

本当に素晴らしいですね。

その一つ。

「気まで病むな

気まで老いるな

気まで貧するな」

「気」って大切です。

大聖青不動明王。

ペットのお墓と書いてあります。

「鼓の滝」

滝には大岩がふたつ見えます。

なんと人の手によって

置かれたそうです。

しかも八百年前なので、

全て手作業だったはず。

滝。

山口の三名滝の一つにも

なっているそうです。

暑い日差しの中、

マイナスイオンに癒され、

帰路につきます。

観音堂から見た楼門方面。

最後にツーショットも完了。

龍蔵寺は、行く先々に、

親切な案内があって、

しかも住職さんの手描きも多く、

心和むお寺でした。

さて、次回は、本堂に参るぞ!(笑)

 

  関連記事 - Related Posts -

 

  最新記事 - New Posts -

 

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください