神様の采配(令和4年初旅)
超レアな出来事
今年(令和4年)、
初めての旅は青春18きっぷ
最後の2回分を使った
山口県、周南市周辺の旅。
本来ならば最初の訪問地から
順番にブログを書くのですが、
旅の途中、
「神様の采配」としか思えない、
超レアな出来事が起きた
その顛末を備忘録として、
先に記しておきます・・・。
当然ですが、この旅は僕たちにとって
一生忘れられないものとなりました。
夫婦で山岳救助隊
超レアな出来事とは、
陶晴賢の居城、若山城を散策中、
山中で滑落し、
メガネを失くしてしまい、
帰る方向も分からず、怪我をしながら
一人彷徨っていた70代の女性を
大袈裟に言えば救助したことです。
そう、僕たち夫婦は、
ただの城好きな旅人から
急遽、「山岳救助隊」へ変身し、
旅を中断して、
任務に励んだという訳なのです。
女性との出会いはこんな場所です。
彼女にとっては、
いつもの散歩コースだったそうですが、
山城の山頂付近には、人影は全く無く、
(城好き以外は来ないと思う)
そこで、女性が人と出会う確率は、
相当に低かったはず・・・
しかも、携帯電話も持っていなく、
外界との連絡は不可能な状況でした。
それでも僕たちと出会ったのは、
正直、「運がいい」とか、「偶然」とかの
範疇を超え、
後から思えば、
「神の采配」としか思えない、
いくつもの「布石」が、
散りばめられていたからでしょう。
布石その1.忘れ物
妻は、いつもポケットティッシュを
携帯していますが、
たまたまこの日に限って、
忘れて来てしまったのです・・・。
JR古賀駅の待合室で、
忘れて来た事に気付いたので、
僕が「ファミマで買ったら」と話すと、
予想通り、
「買わんでいい、大丈夫」
との返事が(汗)
いつもならそこで引き下がる僕ですが、
「いや、買った方がいいよ!」
僕が強く言うと、妻は、
「じゃあ、買う・・」
いつもより素直じゃないですか(笑)
そして買ったのが、こちらです。
「水に流せるポケットティッシュー」
「紙パルプを使用し、
やわらかな肌ざわり。
デリケートなお肌にも
お使いいただけます。」
こんな高級品、というか、
ポケットティッシュー自体、
生まれて初めて買いました(笑)
そして、六個入りなので、
有り余るくらいの多さですが、
実は、これも「布石」でした。
女性は顔からかなり血を流し、
ハンカチを滑落時に失くしていて、
このポケットティッシューが無ければ、
血を拭くことも出来なかったはずで、
妻が忘れた事は、
結果、グッジョブだったんですね!
布石その2.訪問順
旅を計画した当初、
若山城への訪問は、
2時間ほど早い時間にしていました。
しかしなぜか、旅の直前、
山崎八幡宮を一番に参拝し、
若山城をその後の訪問と、
順番を変えたのです・・・。
これはきっと、
山崎八幡宮の神様が、
女性との出会いを
導いてくださったのでしょう。
布石その3.介添え
以前僕たちは、
ブライダルの仕事をしていて、
妻は花嫁の介添をやっていました。
白無垢姿で身軽に動けない
花嫁の体を支えながら
安全に導く役目でもあり、
今回、崖に近い山道を介添えするには、
間違いなくこの経験は、
かなり生きていたと思います。
これも一つの
「布石」だったかも知れませんね。
恩送り
登ったり下ったりしながら
妻の介添で女性を山から
なんとか駐車場まで導き、
女性が指定した病院に電話し、
事情を話すと、
運良く、すぐに診察可能との事。
そこから女性を車に乗せ、
10分ほどの距離にある
総合病院へと搬送・・・。
ここで無事、
山岳救助隊の任務は完了!
あれから1ヶ月半、
女性が元気に暮らされていること、
心からお祈りしています。
最後に、
旅先の山中でこんなことを体験するとは、
夢にも思っていませんでした。
ただ、これは恐らく、
「恩送り」であり「罪滅ぼし」でも
あったのでしょう。
僕は、過去、多くの人に
恩を受けてきましたが、
恩返しは出来ていませんし、
多くの人に迷惑をかけてきましたが、
罪滅ぼしも出来ていません・・・
なので神様が、
僕たちに、山岳救助隊の任務を与え、
「恩送り」、「罪滅ぼし」を
させてくれたのです。
まだまだ、足りませんが、
困った人との出会いがあれば、
それは、僕たちにとって、
大きなチャンス、
まだまだ恩送り&罪滅ぼし
やらせていただきますよ(笑)