2019/03/20
竹棚田の火祭り(東峰村)

東峰村(とうほうむら)は福岡県と大分県日田市の境にある村で、
その村の「竹地区」と呼ばれている棚田は「日本の棚田百選」にも選ばれている風光明媚な場所。
そんな棚田で行なわれる火祭りに行ったのが、仕事にも就かずぼーっとしていた昨年6月。
人には充電期間も大切なんだと言い訳しながら(笑)妻と二人で行ってみました。
見所満載の東峰村
僕にとっての東峰村はとても見所が多い場所で
火祭りが始まる夕方までの時間も大いに楽しめました。
僕たちが行ったところを紹介します。
岩屋神社
国指定重要文化財で、文字通り「岩屋」に作られた神社です。
横から見ると
妻の身長が159cmなので、岩の高さは20mくらいはあるのでしょうか?
圧巻の見応えでした。
熊野神社(岩屋神社の境内社)
こちらも国指定需要文化財です。
こんな山奥に国指定重要文化財が2つもあること自体が凄いですね!
懸造り(かけづくり)と呼ばれる建築物で、京都の清水寺が、この懸造りでは有名です。
何でこんな所にこんなにしてまで建物を造らなきゃいけないの?って思いますが、
それは篤い信仰心や修験者の強い思いがあったからなのでしょう。
僕はこの崖をよじ登って拝殿までたどり着きました(笑)
大日社
岩屋神社の境内社の一つで、ここも凄い場所に鎮座しています。
まずは鎖を伝って石段を登ります(笑)
かなり登って到着
小さな社(やしろ)ですが、鎖を辿ってようやく参拝出来たという達成感(笑)は大きいです。
栗木野橋梁(めがね橋)
JR日田彦山線の筑前岩屋駅~大行司駅間には2つの「めがね橋」と呼ばれる素敵な
石橋があります。
今回、鉄道&徒歩の旅なので、時間の関係上とは言い訳で、体力の関係で(笑)
一つ目の栗木野橋梁のみを見学してきました。
運良く列車が来たのでめがね橋と一緒に撮影。
このめがね橋、夜はライトアップされるようです。
岩屋湧水(いわやゆうすい)
筑前岩屋駅近くの釈迦岳トンネル堀削の際に湧き出た湧水。
名水百選にも選ばれています
100円の清掃協力金を支払って30リットルも水が汲めてしまいます。
このあと、この水汲み場は九州各地から来た人であふれておりました。
火祭り
夕方から点灯の火祭り会場
東峰村の方々が手作りで運営しています。
一人500円の協力金を支払って会場に入ります
ステージもあります!
まだ点灯前の棚田です
ついに点灯です。
空き缶に油を入れたものを棒の先につけていて、これに点灯していくのですが、
全て手作業なので、全部点け終わるまではみなさん大変そうでした。
薄暗くなるとだんだんと良い雰囲気になってきます。
ここの地区の名前である「竹」の文字も綺麗に見えるようになりました(画像の左下あたり)。
夜になって、気分は最高潮に。
この間、ステージでは歌や演奏が続き、目と耳で祭りを楽しませてもらえました。
全国の棚田では、このような催しをたくさんやっているそうで、
棚田を「田んぼ」と見るのではなく、芸術として見ると、地域の活性化にも繋がるし
住んでいる方々の誇りに思えるものになるので、これは素晴らしいことですね。
今日の癒し
アザミとモンキチョウ
緑の中に薄紫とレモン色のコントラストに思わず癒されました!
Comment
はじめまして。
突然で申し訳ありませんが、棚田火祭りの看板のお写真を私のブログ(Yahoo)に載せさせていただきたいのですが、よろしいでしょうか?
祭りに参加する予定にしてまして、宣伝がてらブログに告知しようかと思っております。
災害からまだ1年も経っておりません。風化させないためにも役に立ちたいのです。
ご検討よろしくお願いします。
大変ご丁寧に連絡をいただき、
ありがとうございます。
お役に立つのであれば、
写真のご使用、喜んでお受けします。
僕も今年、棚田火祭りが出来ると
知った時、本当に嬉しかったので、
こんな形で関わらせていただけること
心から感謝しております。
始めまして。
突然失礼いたします。
私、株式会社談の高木と申します。
実は弊社では東峰村の棚田をPRするパンフレットを現在制作しております。
その際にこちらのサイトを拝見し、夜の火祭りの画像が大変美しかったため使用させていただきたく思いご連絡いたしました。
ご検討頂ければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
大変ご丁寧にありがとうございます。
山本と申します。
写真がお役に立てるのでしたら
どうぞご使用ください。
東峰村の復興に、少しでも
寄与出来れば嬉しい限りです。