八幡神社(愛媛県八幡浜市)
四国上陸即寄り道
旅する前に訪問先は決めていても
実際に現地に行くと、
知らなかった魅力的な場所を
ついつい見つけてしまいます。
それはきっと旅行ガイドには載っていない、
隠れお宝スポットみたいな
感じなのかも知れません。
八幡浜から四国に上陸した僕たちは、
またもや(笑)
寄り道をする事になったのです。
飛行機発明家の導き
四国は車で巡るので、
まずは、ガソリンスタンドが経営する
レンタカー屋さんに向かいます。
八幡浜港からそこまでは、
徒歩10分くらいの距離。
レンタカーを借りたら八幡浜は素通りで、
大洲を目指す予定でした・・・
そう、「でした」です(笑)
そして、レンタカーを借りる前に、
予定変更となったのは、
この看板のお陰です(笑)
飛行機の絵と共に、
「二宮忠八翁生誕の地」
と書かれているではありませんか!
そう言えば、船内で見た
ポスターにも、
同じ名前がありましたね!
こちらがポスター。
「第44回 二宮忠八翁 飛行記念大会」
この方、地元八幡浜(やわたはま)市の
ヒーローじいちゃんなんですね!
いったい何をした人なんだろうと
調べてみたら
世界初飛行のライト兄弟に先駆け、
日本で飛行機を開発していた
スーパーじいちゃんでした!
いやその頃は若かったか~(笑)
しかも、現在、京都の
八幡(やわた)市に鎮座する
「飛行神社」は、二宮忠八翁が
航空機の事故で亡くなった方々を
慰霊するため
私材を投じて作った神社で、
ちょっとネットで調べてみると、
航空自衛隊関係者など
「飛ぶ」事に関係する方々の参拝も多く、
最近ではドローン愛好家までもが、
来られていて、
以前放映された、
新垣結衣主演のテレビドラマ
「空飛ぶ広報室」でも
飛行神社は出ていたそうです。
二宮忠八翁、飛行機だけでなく
神社まで作ってしまったとは、凄すぎます。
しかも八幡浜市と一文字違いの
八幡市に鎮座するなんて、
ユーモアなのか洒落なのか?
これは、京都まで行かなきゃですね!
四国上陸10分で、
いきなり新たな旅計画が出来るとは
思っても見ませんでした。
看板に案内された方向に進んでみると、
神社を発見。
二宮忠八翁生誕の地は近くなんでしょうが、
今度は神社に魅せられてしまいました。
八幡浜の地名の起源は、
この八幡宮でした。
二宮忠八さんもここで、
遊んだようです。
しかも寄進碑もあるそうで、
レンタカーを借りる時間も
ちょっと気になりましたが、
ここは、予定変更するしかありません。
こちらは、延宝鳥居と呼ばれる
1678年寄進の県下一古い鳥居で、
八幡浜に着くなり凄いものを見られて、
感激もひとしお(笑)
市指定文化財となっています。
階段を登り切ると手水舎があります。
清潔感満載の手水鉢。
拝殿・本殿
予定外にも関わらず、
境内に入るなり時間も忘れ、
いや時間は気にしながらも
しっかりと参拝します。
ご社殿へ
石段は、天保十三年
(1842年)の寄進です。
阿形の狛犬。
吽形。
何と、珍しい三つ鳥居ですよ!
数年前、埼玉県の
三峯神社で見て以来の三鳥居、
迫力ありますね!
文化財の紹介。
拝殿脇の灯籠は、
江戸時代末期の奉納です。
バランスが良い唐破風の立派な拝殿。
参拝。
ここは、万葉史蹟、
「矢野神山」。
拝殿左に鎮座するのは、
神功皇后が、御子の応神天皇を
抱いている石像です。
そしてここで、福岡との関連を発見。
福岡県に鎮座する宇美八幡宮から
持ってきた苗木だそうです。
左の木でしょうか?
ちょっとわかりませんね(汗)
本殿が、これまた素晴らしい!
何だ!この細やかな造りは!
本殿左後ろから。
本殿右側横から。
そして、ここに大注目。
何と、本殿の基礎部分が、
波のデザインになっています!
細部にまでこだわりの作品に、
うっとりしてしまいますね。
港近くの神社らしく錨も奉納されています。
拝殿と本殿の間には小庭園もあり
なかなか珍しい光景です。
境内社
本殿の裏手に鎮座する境内社。
時間が無いので、階段下から参拝。
本殿横の境内社。
茶?塚。
読めない(汗)
山藤発見!
妻のおばあちゃんが育てていた
藤の仲間を見られて
なんだか心も和みます。
二宮忠八翁の碑を発見。
超高速参拝後のツーショット(笑)
今日のユーモア
これは、バス停です!
何で瞳なんでしょうか!!