八景山護國神社(福岡県みやこ町)

 

灯台下暗し

今回の旅の前、

どこに行こうか計画していた時、

八景山護國神社の存在を

初めて知りました。

そして、ここだけでなく、

今回一泊二日で、

県内の旅をしてみて、

あまりにも知らない所が多い事に

気付いたのです。

逆に言えば、

今まで気づかなかった

魅力溢れる場所が、

沢山あったという訳で、

「灯台下暗し」とは、

僕のことをいう諺だと

初めて気付いた次第です(笑)

参道

山上の駐車場から少し山を下り、

参拝を開始。

山裾から続く道の

ほんの一部を体験。

高い燈籠の台座には、

びっしり寄進者の名が刻まれています。

さらに石段で上へ。

駐車場から見た御社殿方面。

山頂近い場所なので、

爽快感は抜群です。

石段で次の段へ。

阿形の狛犬。

台座には「防兇」の文字。

不吉な輩を防ぐという意味でしょうか。

吽形の台座には「守門」の文字。

文字そのまま、

門を守るという意味でしょう。

鳥居は明治八年(1875)、

ここに遷宮された年の建立です。

神額の文字は「磐根社」。

創建当初は、

招魂社だったはずですが、

何故この文字なのか・・・?

勝手な想像ですが、

護國神社のさらに上には

いくつもの大岩があるので、

その大岩を磐座として見立てて、

「磐根」としたのかも知れません。

手水舎。

御社殿

さらに一段登って御社殿へ。

山頂近くの高い場所だからでしょうか、

巨大な避雷針が設置され、

カミナリ様対策も万全です。

神社の案内。

要約すると、

「慶應二年(1866)の

長州戦争以来、

奥羽出兵や佐賀の乱、

西南の役、日清戦争、日露戦争、

日中戦争、

そして第二次世界大戦までの

京都(みやこ)郡と行橋市の戦没者

三千五百九十柱の霊を祀る神社です。

当社のおこりは、

小笠原藩が明治元年

(1868)十一月

田川郡香春神社境内に祀った

「表忠祠」(ひょうちゅうし)ですが、

明治四年二月、

香春からこの地に遷座したものです。

明治八年に「招魂社」と改称し、

官費支給神社となり、

昭和十四年四月には、内務省令により、

八景山護國神社と改称しました。

昭和二十一年、

宗教法人八景山護國神社となり、

平成二年、社殿を改築しました。」

このようになります。

小倉藩小笠原氏は、

幕末の小倉戦争で長州藩に負けて

領地を切取られ、

小倉城周辺から追い出され、

香春藩となり、その後、

ここ豊津藩となった事で、

招魂社も移転したという訳でしょう。

幕末~明治維新の

小笠原家と家臣、領民達の

苦難の歴史が

垣間見える気がします・・・。

拝殿で参拝しようと

賽銭箱を探すも見つからず、

目に入ったのはこんな穴(笑)

さらにアップしてみると・・・

何も書かれていないけど、

明らかに硬貨が入る形です。

妻が「入れてみようか?」

そう話し思い切って10円を投入。

すると・・・

カランカランカラン・・・

チャリーン!

間違いなく硬貨の通路を通って、

賽銭箱に入った音がします!

参拝そっちのけで、

二人して感動(笑)

もちろん僕も妻に続き、

10円を投入、

「カランカランカラン・・・

チャリーン!(笑)」

お~!入った~!

10円が転がる姿を想像し、

もう楽しくて仕方がない二人、

御英霊の皆様も

一緒に楽しんでいただけたかも?

本殿。

本殿横から拝殿を見ると、

屋根には昨日からの雪が積もっていて、

神々しい気分が倍増します。

景色

山の頂上付近だけあって、

ここからの景色も素敵です。

小笠原家の家紋、

三階菱が入った燈籠と下界の風景。

参道からの景色。

最後にツーショットで〆。

この後、

護國神社のさらに上に鎮座する

太祖神社へと向かいます。

今日の発見

八景山護國神社の手前、

甲塚方墳前で見つけたのが、

こちらの石柱です。

「十年役後戦死者合祀許可明治四十○○」

このように刻まれています。

十年役とは明治十年に起きた、

西南戦争の事でしょう。

何故?戦争から30年も経って、

八景山護國神社(当時は招魂社)に

その時の戦没者を一緒に祀る

許可が出たのか?

僕が勝手に導きだした答えは、

西郷隆盛率いる薩摩軍に合流し

官軍と戦った、「中津隊」の存在です。

江戸時代まで、みやこ町は中津藩、

だからその中に加わって

官軍と戦った人もいたはずです。

西郷隆盛は令和四年の今でも

靖国神社に合祀されていませんが、

末端の兵士は官軍兵士とともに、

合祀する許可が明治政府から

出たのでしょう。

内戦とはいえ、あの世に行っても

待遇は違うのです・・・

まあ、全ては僕の推測ですが(笑)

 

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