一筆啓上 日本一短い手紙の館(2017年福井の旅)(坂井市)
日本一長い名前の館?
「一筆啓上 日本一短い手紙の館」
実に長い名前なのに内容は短い手紙(笑)
実に感動的な場所なんですが、
実に説明が難しい施設なので、
Wikipediaから抜粋ます。
〜〜〜以下抜粋〜〜〜
手紙の手本として知られる
「一筆啓上 火の用心」から始まる手紙は、
「鬼作左」とも呼ばれた本多重次が
陣中から妻へ宛てたものである。
この文中の「お仙」が越前丸岡藩の
初代藩主本多成重であったことから、
旧丸岡町職員の発案で
1993年の「母」への手紙として
「一筆啓上賞」の公募を始めた。
入選作品はこれまで出版された
書籍でしか見ることができなかったが、
常設展示するために作られたのが
この資料館である。
〜〜〜抜粋終わり〜〜〜
僕は日本に12城しか残っていない
現存天守のある丸岡城が見たい!
ただそれだけだったのに、
その副産物として、
一生忘れないほどの感動を貰える
素晴らしい施設を知る事が出来ました。
やはり自分が動いて体験して、
そこでの出会いというのは、
書物やネットで見るのとは
まったく違って、
計り知れない大きなものが
ありますね。
一筆啓上 日本一短い手紙の館
車を停めた駐車場のすぐ前が
一筆啓上 日本一短い手紙の館です。
江戸時代の屋敷みたいな佇まい。
こちらの門は昭和初期のものを
移築したそうです。
木造二階建てで、お城風の外観。
さすが「手紙の館」というだけあって、
目の前にはレトロな郵便ポストも
設置されています!
ここから館に入るのですが、
その前に僕たちは丸岡城で、
短い手紙を見ていたのです。
この写真だと、丸岡城への
階段左側のスロープに
裏側が見えた茶色の板が
何枚も見えていますが、
その表側がこちらです。
応募作品の中から賞をとった
短い手紙が表示されていて、
これらを全部読んでいたら
お城に着くまでかなり
時間がかかるほどです(笑)
ここから既に僕の心は
「日本一短い手紙」に
奪われていました。
また、階段の下にはこんなものも。
こちらは、愛媛県西予市にある
「森の中の美術館
西予市立美術館 ギャラリーしろかわ」
とこれまた長い名前の「かまぼこ板」を
キャンパスとした絵と俳句の美術館との
コラボ作品です。
あの小さなかまぼこ板、
捨てられる運命だった
かまぼこ板に命が宿って
このように感動的な作品になるとは、
本当に丸岡城に来て良かった、
そして、西予市にも行って、
かまぼこ板(笑)を見たい!
そんな衝動にかられた僕です。
そして、話しは、
館への入場から。
館内には「旅する画家」麻生哲郎氏の
丸岡城の絵も飾ってあります。
これはかまぼこ板の作品。
「ぼくは おかあさんに おこられる
おとうさんも すきです」
この文章がとても気に入って
たくさんある作品から一つ撮影。
ホールでは丸岡の歴史や
今まで応募された作品が
たくさん映像で流れていて、
写真では全く伝えられないのですが、
涙がでるほど感動的な場所です。
二階に上がります。
お城の「狭間」のような窓。
この窓から覗くと…
お〜丸岡城の天守だ〜!!
このブログでは、
日本一短い手紙の館のいいところが
何にも伝えられていませんね(汗)
大人はもちろんですが、
小学生くらいのお子さんがいる方には
特にお勧めです。
小さなころの体験や、その感動は
大人になる準備として
ほんとうに大切なことですから!
今日の癒し
丸岡城の階段横のパネルに
飾られてあった作品で
僕がもっとも感動し癒さた手紙。
おばちゃん子だった妻の
心情とまったく同じだと思い
妻に話したら同意していました。
子供は正直です…
そして、さらなる感動が
日本一短い手紙の館訪問から
一年経った、今日ブログを書いていて、
出逢ったこの場面です!
公式サイトを開いた途端
出てきたのがこの画面です。
沢山の作品がフラッシュで流れているのに
僕がサイトを開いたとき、
偶然にもこの作品が,
表示されていたのです!
きっと亡くなった妻のおばあちゃんが、
僕たちのところに
来てくれていたのでしょう…
「いつも私を思ってくれてて
めっちゃ嬉しいよ!!」ってね!(笑)