苗村神社・東本宮(滋賀県竜王町)

 

祭祀場

苗村かなむら神社・東本宮は、

垂仁天皇の御代に

祀られたのが始まりだと書かれ、

その社叢の前には、

このような案内もあります。

「東苗村古墳群」。

案内のように境内地は、

六世紀後半に作られた、

古墳群となっています。

垂仁天皇の御代は、

古墳群よりもさらに昔の時代。

とすれば、

古代祭祀が行われていた

神聖な場所が、

そのまま神社となって、

今に至ったのかも知れません。

神社の始まりのころ、

御社殿などはなく、

神籬ひもろぎ神奈備かむなびだったり、

磐境いわさか磐座かいわくらだったりと

神様の依代よりしろこそが、

祭祀場であったようなので、

そう考えると、

苗村神社・東本宮は、

垂仁天皇以前から続く、

悠久の歴史が「実体験」出来る

貴重な存在なのかも知れません。

参道

西本宮で手水鉢に癒やされ、

国宝の本殿に感動した後は、

道路を挟んだ所に鎮座する、

東本宮へと向かいます。

「長寸神社」の神額が掲げられた

東本宮の鳥居。

社号標。

葉っぱに隠れていますが、

「式内長寸神社」と書かれて

いると思われます。

昭和57年の

式年遷宮で建てられた歌碑。

高い杉の木が立ち並ぶ参道。

しめ縄が掛けられた御神木の杉と妻。

空を突くような高さ!

ちょっと言い過ぎかな?

本殿

参道を歩くこと3分、

本殿に到着です。

本殿を真ん中に、

両脇に境内社が鎮座しています。

正面から。

東本殿と本格的な雨(笑)

「東本殿」の案内。

説明を抜粋・要約すると

以下になります。

「建立年代は、明らかでないが、

向拝の蟇股の様式は、

室町時代のものであり、

前庭にある永享四年(1433)

在銘の石灯籠は本殿の建立と

関係があると考えられる。

また、正徳四年(1714)には、

大半の部材を取替える大修理があり、

当初の形式が変えられたが、

昭和三十三年の解体修理で、

資料にもとづいて復元整備された。」

「西本殿傍の八幡社本殿と

共通する点が多い。」

参拝。

案内の蟇股が室町様式かどうか

僕には判断できませんが、

神紋である「州浜紋」が

あしらわれているのは分かります。

境内社

次に本殿左右の境内社へ。

天神社。

左側は、佐々貴社。

近江八幡市の沙沙貴神社

勧請したのでしょうか?

境内社を参拝後、

参道を戻って、

大神宮を目指します。

東苗村古墳群、

遺跡散策ルートの案内。

簡単に言えば社叢=古墳群です。

円墳の向こうに見える本殿。

やはり、

むか~しから

人々の信仰の場だった気になります。

古墳の石でしょうか?

参道脇、大神宮のエントランス。

本殿へ。

天照大神様に参拝。

ここまでで、

東本宮の参拝は完了し、駐車場へ。

西本宮の楼門に別れを告げ、

次なる目的地、

御上神社へと出発。

 

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