平濱八幡宮・武内神社(島根県松江市)

 

予定外の訪問

松江駅からは、今日の相棒

(レンタカー)と共に

車の旅が始まりました。

この日、青春18きっぷで福岡まで乗り継ぎ

帰る予定の僕たちが乗るのは、

松江駅を15:22発の普通列車。

もし、これに乗り遅れたら、今日中には

帰れなくなるのです(汗)

ということで、

遅くとも15時前位には松江駅に

着いておかないとという義務感(笑)を

背中に負いつつ、

最初の目的地である

揖屋(いや)神社へと車を走らせます。

しかし、義務感とは裏腹に、

道草癖(笑)が頭をもたげ、

いきなり二箇所で草を食べたのです。

ジャクエツ

走っていると助手席の妻から、

「ジャクエツがあるよ!」とのお言葉が。

「ジャクエツ」は僕たちが、

大分県玖珠町にある

久留島武彦記念館で初めて知った、

幼稚園児など子どもたちの

玩具を作るメーカーで、

記念館の中にある「いぬはりこの部屋」も

ジャクエツさんの企画でした。

その部屋がこちらです。

戦国時代の村上水軍、

来島氏の末裔であり

豊後、森藩9代の藩主、

久留島通容の孫にして

日本のアンデルセンとも言われた、

童話作家、久留島武彦氏は

戌年生まれという事もあり、

自身で犬張子の絵をたくさん描いていて、

ジャクエツのロゴの犬張子は、

久留島武彦がデザインしたものなのです。

そんなこともあって、

会社から、ちょっと行き過ぎたにも関わらず、

車をUターンさせて、撮影開始です(笑)

ビルのてっぺんに「犬張子」見えてますね!

本社は福井県なので、

ここは松江支店なのでしょう。

ちなみに会社名のジャクエツは

「福井県の旧国名である若狭と

越前の頭2文字を取って

名付けられたもの」

とWikipediaに書かれています。

いきなり良いもの見られて、

これからの旅が楽しみ!(笑)

素敵な神社を発見

偶然、ジャクエツに出会った僕たちが、

揖夜神社に向かっていると

またもや道の横に神社の名前が

出ているではありませんか。

限られた時間なのに、

気になる神社が出てきてしまい、

妻と相談して、これもご縁だからと

大道草を食うことに(笑)

平濱八幡宮・武内神社

僕たちが立ち寄ったのは、

二つの名前が併記された

平濱八幡宮・武内神社です。

駐車場は神社の横なので、

こちらは脇参道となります。

社叢を見ただけでも、

何だか期待が大きく膨らんで来ますね。

脇参道を進むと神門があり、

その先は表参道との

交差点になっています。

という事で、表参道の石段を降りて、

いつものように正面の

起点から参拝をやり直し(笑)

ここが正面。

参道。

脇には稲荷神社が鎮座。

時間が無いので、ここでご挨拶。

いよいよ石段を登ります。

途中の広場。

参道右側の境内社。

この向かいにも同じ形式の

社があるので、

これは客人(まろうど)神社か、

随神様かも知れません。

反対側の神社。

神門。

先には拝殿も見えています。

手水舎。

拝殿は神門よりさらに一段高い場所に

鎮座しています。

神門横にある案内図で、

ここが凄い場所と分かりました。

この周辺は歴史のルツボと言っても

過言ではないほどの、

古墳群や神社などが

目白押しなのです。

揖夜神社の後に行く予定の

真名井神社や八重垣神社、

それに神魂神社も

この案内図に載っているとは、

やはり神様に導かれてここに

参拝したとしか言いようがありません。

御社殿へ

石段を登ります。

朝日に照らされた境内の上に

御社殿が見えてきました。

拝殿手前、新旧二つの阿形の狛犬。

吽形。

平濱八幡宮の拝殿。

御由緒。

8月31日の武内神社大祭は

10万人の人出で、

9月15日の平濱八幡宮御例祭は、

三基の神輿の御神幸があるそうで、

お祭りも大規模な神社ですね。

平濱八幡宮に参拝。

扁額は、大正~昭和初期の

総理大臣だった

若槻禮次郞の謹書ですね。

Wikipediaで調べたらこの方、

松江市の生まれと書かれていたので、

地元つながりもあったのでしょう。

御由緒に書かれていた「神輿」三基が、

拝殿左側に置かれています。

應神天皇、仲哀天皇、神功皇后が

お乗りになる神輿でしょう・・・

普通、神輿は神輿庫に

保管されている事が多いのに

ここではオープンに見られるとは、

ちょっと嬉しい体験です。

右が平濱八幡宮、左が武内神社拝殿。

次に武内神社に参拝。

右から左へ書かれた扁額の文字。

細やかな金網が張ってあるという事は、

これが貴重なものなのかも知れませんね。

平濱八幡宮本殿。

檜皮葺の屋根で、

素晴らしい造りとなっています。

松江地方としては、大社造でなく、

流造というのが珍しいですね。

本殿の裏に掲げられた大きな

古い看板?でしょうか、

他の神社の名前などが書かれたもので、

これも珍しいものです。

本殿の裏山

本殿の裏山に入ってみました。

「神秘の森」と名付けられています。

森の入口。

八俣の大蛇の頭みたいな石像。

奥へ。

こちらにも参拝。

御神木

一本目は本殿の裏にあるナギの木。

灯籠もあって、

かなり大切にされています。

「心がなごむ祈願所」

「なぎ」だけに「なごむ」(笑)

こちらは武内神社の左側境内の一本。

「やるき達磨」

これに水をかけて頭を冷やし、

勉学に励むというもの。

御神木の裏側には幸の神が鎮座。

境内社

御神木の次は境内社。

「鹿島神社」と読めるような・・・

狛犬が素敵な境内社。

名前がわかりません・・・。

本殿右側の境内社。

こちらも名前が・・・(汗)

この境内社の参道脇には

文政六年(1823年)生まれの

古い狛犬います。

吽形のお顔は長年の風化で、

溶けているようですが、

ここにいてくれるだけで

ホントに有り難いものです。

社務所にて

9時前の参拝だったので、

遠慮気味に社務所に行くと、

快く御朱印を授与していただけました。

社務所。

「出雲國神仏霊場」のポスター。

「日本で初めての神仏和合の巡礼の道」

神社とお寺をミックスして巡る、

珍しい企画で、しかも島根県だけでなく

お隣、鳥取県の大山寺と、

僕がかねてから行きたいと思っている、

大神山神社奥宮も入っています。

巡礼場所全部の御朱印が

額に入れて飾ってあります。

御朱印。

今日の気になるもの

社務所前の井戸?

結界が張られたような

おみくじ結び場。

ここはいったい何でしょうか?

 

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