弘前八幡宮(弘前市)御社殿編

 

素人目線

弘前八幡宮のパンフレットは、

素人目線の優しい表現が使われています。

その一つが、御祭神の鎮座場所です。

誉田別命は「本殿中央の座」、

息長足姫命は「本殿東側の座」、

比売大神は「本殿西側の座」とあります。

これなら参拝者も迷いませんが、

普通だと息長足姫命は「左座」と書かれ、

これは本殿向かって右側のことで、

ややこしいのですよ(笑)

当然、比売大神は「右座」で

向かって左側です(汗)

神社さんのちょっとした気遣い、

実に素敵ですね!

パンフレットの内側。

由緒などを抜粋すると

以下になります。

「弘前八幡宮は、慶長十七年(一六一二)

二代藩主信枚公の治世、

大浦郷八幡(元岩木町八幡)から、

それまで大浦城の鎮守と崇めて来た

八幡宮をこの地に遷座(鎮座)しました。

現存の社殿(本段、唐門)は、

当時弘前城築城の大土木と

併行して造営が進められ、

五カ年を費やし弘前城より三年遅れて

竣工を見るに至ったものであります。」

また、

「弘前城の鬼門守護」としても

重要な神社なので、

「祭典の齋行、社殿社地の維持管理、

社家の処遇等一切藩費によって賄われた」

このようにあります。

参道

境内奥の駐車場から

徒歩で社頭まで戻り、

ここから参拝開始です。

真新しい二の鳥居と

削り仕上げの高級台座に乗る

スマートな狛犬。

過去の写真を見ると、

ここには木製の

両部鳥居が建っていたようで、

その先代の二の鳥居が

新たな息吹を与えられ、

蘇った姿がこちらです。

右、「はちまんうりぼう」

左、「はちまんわんこ」。

戌年、亥年の守護神、

弘前八幡宮の新たな顔として、

参拝者を和ませてくれています。

狛犬アップ。

吽形。

拝殿

手水を終え拝殿へ。

まずは参拝。

本殿

社務所で「許可」をいただき本殿へ。

シンプルでお洒落な格子戸。

本殿前の案内。

本殿・唐門ともに

慶長十七年(1612)の建立と書かれ、

(格子戸の中は温度が

二度程低く感じます)

こう結ばれています。

いや〜こんな案内初めて見ましたよ。

そう言われてみれば・・

二度低く感じたような?

唐門。

この扉の前にいらしゃるのが、

弘前八幡宮で一番のお目当て、

笏谷石製狛犬です。

唐門右側の阿形。

寛文四年(1664)の生まれで、

四百年近くも経つのに

こんなに美しく奉納者の名前、

「斎藤平左衛門」もほぼ風化せず

残っているのが素晴らしいです。

左側の吽形。

こちらは、

「寛文」の文字も確認できます。

北前船で越前(福井県)から

運ばれてであろう

笏谷石製狛犬、

しっかり見ることができ大満足(笑)

そして、

狛犬と同じく、

阿吽的に配置されているのが、

唐門横(本殿前)の神紋です。

向かって右側の神紋。

向かって左側の神紋。

この白と緑が反転しているのに

気づいたのは妻。

意外と視点がシャープなんですよ(笑)

こけら葺きの唐門と

銅板葺きの本殿。

いや〜これは素晴らしい!

特に重厚な唐門は、

津軽家の御威光をも感じますね。

横から。

右後方から。

左後方から拝殿とともに。

 

右横から。

境内社

次に境内社へ。

髙山開運稲荷神社。

ねぷた」の展示に

二人ともテンション爆上がり!

ところで参拝したっけ?・・(汗)

保食大神。

参拝。

田代大神に参拝。

御祭神不明ながら参拝。

御朱印

とにかく

優しさに包まれた弘前八幡宮」、

社務所の職員さんもめっちゃ親切です。

達筆&りんごのスタンプ、いいね!

最後はこれで参拝完了。

 

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