仏ヶ浦(青森県佐井村)南海岸

 

熊<観光

本州や北海道を旅していると

必ず出てくるのが、

「熊出没注意!」の看板です。

ここ仏ヶ浦遊歩道入口でも、

熊の姿まで入った豪華版が、

待ち構えていました。

「注意=散策回避」とすれば、

本州と北海道の観光地の大半が、

行けなくなるでしょう・・・

しかし多くの観光客は、

「熊は怖いけど

せっかく来たんだから観光したい」

こんな心持ちに

なっているはずです(笑)

熊を100%回避したいならば、

野生の熊が生息していない

九州だけを旅すれば良いわけですが、

やはり全国色々行きたいのが旅心。

僕たちも「熊<観光」、

この構図そのままに運を天に任せ、

仏ヶ浦の海岸へと

仏に祈りつつ(笑)

山を降りたのでした・・・

仏ヶ浦遊歩道

仏ヶ浦駐車帯の展望所から

仏ヶ浦の俯瞰を楽しんだ後、

少し南下し、

遊歩道入口前の駐車場に到着。

先客が数台。

下北かるた巡り。

仏ヶ浦の「ほ」。

「仏ヶ浦は 極楽の磯

羅漢、如来が立ち並ぶ」

以下解説の抜粋です。

「緑色凝灰岩の断崖が海風の侵食を受け、

仏具 仏像に似せた

奇岩奇石を形造った。

一ツ仏、如来首、五百羅漢、極楽浜等、

仏教にちなんだ名で呼ばれている。

周辺およそ2Kmにわたって

白緑色の凝灰岩が凄まじく

立ちつくしている様は

まさに極楽浄土を思わせる。」

恐山にも極楽浜があったし、

下北半島は何だか極楽だらけ、

生仏になった気分とは

このことかな?(笑)

仏ヶ浦は下北半島の西側で、

青森市内、むつ市内からは

一番遠い場所・・

予定していた

夕方16時30分頃に無事到着でき、

変な達成感を味わったのも束の間、

ここで目に入って来たのが、

冒頭に書いた

例の「熊さん注意」の看板です。

ウェルカムベアー?

お迎えご苦労様(汗)

勿論、僕たちは、

「熊<観光」精神で、

蛮勇を奮って遊歩道に突入(笑)

行きは、よいよい、

帰りは、いよいよ・・苦しい(笑)

でもこの案内のおかげで、

心の準備ができるから

ありがたい限りですね。

ベンチもあって、

休憩対策も完璧。

さらに弁当食べられるよう?

東屋まで設置されています。

海岸まであと10分の表示と

「あぶない!すべりますので

ご注意ください」の案内。

さらに出くわしたのが、

「スズメバチ注意

岩上方にシゲキをあたえないように」

こんな注意喚起です。

熊、すべる、スズメバチ・・

もはやここは

「危険」のバーゲンセール会場・・

でも観光客はみんな

「危険<観光」ですから!(笑)

シゲキを与えなかったからか、

スズメバチとの遭遇はなく、

その代わり?

仏ヶ浦と対岸の津軽半島に遭遇!

もうすぐ海岸。

大岩の下にいらっしゃる

お地蔵様にご挨拶。

海岸前の地蔵堂。

三日月型賽銭投入口にプチ感動(笑)

扁額が彫刻っぽくて渋い!

すべり落ちる事もなく、

森の熊さんにも会わず、

スズメバチにも襲われず、

ここまで無事来れたことを

お地蔵様に感謝しつつ参拝。

仏ヶ浦散策(南側)

遂に来たぞ仏ヶ浦(笑)

海岸に真っ直ぐのびるのは、

北側に向けた散策路ですが、

僕たちは階段を降りすぐ左折し、

南海岸から散策へと向かいます。

鋭意海岸南下中。

駐車場の案内に

「大正11年大町桂月が訪れ、

「神のわざ鬼の手づくり仏宇陀

人の世ならぬ処なりけり」

と詠っている。」と書かれていた石碑。

ちなみに「仏宇陀」というのは、

仏ヶ浦の昔の呼び名です。

岩陰の小さなお地蔵様に参拝し、

巨大な奇岩群へ。

こりゃ〜凄い!

大きさ比較の為、妻出動。

豆粒のような妻の姿で、

この岩がめっちゃ大きい事が

これで証明されていますね。

岩間を通る歩道も整備。

周囲を巨大な岩に囲まれ、

異世界のような感じ・・

僕たちが異世界で佇んでいると、

突然20代らしき女性が近づいて来て、

「写真お撮りしましょうか?」

現実世界に引き戻してくれたので、

感謝しつつお願いすることに。

この女性、

仏ヶ浦からライブ配信されたり

撮影に慣れていらっしゃる感じで、

写真の腕前が素晴らしいのですよ!

こんな広がりのある

素敵な写真も撮っていただき、

もう嬉しくてたまらんですね!

この後、

その女性の動画を

僕が撮ってあげたのですが、

正直、腕に自信がないので、

果たして満足して貰ったのか、

今でも心配で夜も眠れません(笑)

ここで360度の風景を動画で撮影。

なんか目が回る映像になっています(笑)

次に海辺へ。

奇岩のアップ。

こちらは月の世界かな?

こちらも動画でおさめ、

今度は北側の散策へと向かいます。

(続く)

 

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