嚴島神社(山口県下関市)
二つの厳島神社
僕の知る限り、
下関市には「厳島神社」が
二つ鎮座しています。
一つは海岸沿いに鎮座する
伊崎厳島神社で、
もう一つは、
今回参拝した
上新地町に鎮座する嚴島神社です。
実は、この嚴島神社には、
高杉晋作が幕末に奉納した
小倉城の太鼓が、
いまもなお残っていると聞き、
それを見たいが為の参拝でもありました。
嚴島神社へ
厳島神社の参道で見た、
珍しい光景がこちらです。
笠木と島木の左端が、
マンションの中に突き刺さっています。
いや、鳥居が刺さったのではなく、
鳥居を避けてマンションが
建てられたというわけです。
数多くの鳥居を見てきましたが、
これは鳥居珍百景、
ナンバーワンかも知れません。
社頭。
ここで目立つのが、
右隣にある「晋作」の看板。
この場所で営業するには、
うってつけの名前ではないでしょうか。
店主さんのネーミングセンス抜群です。
(もしや店主さんの名前が、
晋作だったりして・・笑)
「萩藩新地会所址」
左端には、
「高杉晋作療養の地
これより220m」の案内が
目立っています。
終焉之地だけでなく、
療養の地までが観光名所になるとは、
さすが、幕末のヒーロー高杉晋作ですね。
社号標。
二の鳥居。
「厳島神社由緒略記」。
内容の前に、温かみがある
木目の案内板本体が気に入りました。
御祭神は宗像三女神で、
平家が壇ノ浦で滅亡したあと
海岸にあった御神体を祭ったのが
この神社の始まりです。
御神木のクスノキを眺めながら
石段を上ります。
お~いきなり高杉晋作の太鼓がある!
逸る気持ちを抑えつつ
まずは拝殿へと向かいます。
阿形の狛犬。
寛政八年(1796年)の寄進。
吽形は青い目をしていますが、
何故なんでしょうか・・・。
拝殿へ。
手水舎。
手水鉢。
参拝。
拝殿と両脇殿全景。
ここでツーショット完了。
たまたま拝殿左上に
トンビ(トビ)が飛んでいますが、
これは縁起がいいですね!
日本書紀では東征中の
神武天皇の弓にとまって、
敵の目を眩ます光を放ち
神武天皇の勝利に貢献しているのが、
トンビなのですから!
境内社
御由緒にも書かれていた
境内社の貴船神社に参拝。
御祭神は水の神様、
高淤加美神。
石祠に参拝。
高杉晋作奉納の太鼓
高杉晋作は、
四境戦争(第二次長州征伐)の時、
ここ嚴島神社で戦勝祈願し、
その後、小倉城を攻め落とし、
そこで得た太鼓をここに奉納しています。
太鼓楼は神社の
一番目立つ場所にあります。
注連縄まで巻かれて、
この太鼓が只者ではない事がわかります。
案内には、
先述した通りの内容が書かれています。
下からの太鼓アップ。
これを見られて大満足(笑)
参拝は完了です。
木漏れ日の中、次なる目的地、
海峡ゆめタワーへ。