岩村城(岐阜県恵那市)前編
女城主
岩村城と言えば壮麗な「六段石垣」。
ただこれだけを目指し、
岩村城近くまで行くと、
至るところに「女城主」という文字が・・・。
マンホール蓋にも「女城主の里」と
書かれています。
女城主って何のことかな?
そう思いながらも
訪問時はスルーしていましたが、
後で調べてみると、
その名を「おつやの方」といい、
一時期、岩村城主をしていて、
最後は織田信長に城を攻められ、
磔にされてしまった
悲劇の岩村城の女城主でした。
岩村歴史資料館へ
「岩村歴史資料館の前に
駐車場がある」
という、事前の情報でまずは、
岩村歴史資料館へ。
資料館入り口の案内。
岩村城古絵図まであって、
雰囲気を盛り上げてくれます。
岩村歴史資料館。
時間がなくて、
中には入りませんでしたが、
職員の方が、
僕たちが車を停めて岩村城に
行こうとしていたら地図をくれたり
道を教えてくれたりと
とても親切にしていただき、
資料館に行けないのが、
ホント申し訳なく思えてしまいました。
藩主邸
明治時代に火災で消失した藩主邸が
復元してあるので、少し見学。
内側から。
門。
やはりここからがベストアングルかな?
岩村城へ
暑い日差しの中、
山城を攻略するのに、
必要なのは体力と案内図(笑)
岩村歴史資料館の方に
いただいた岩村城跡案内図。
ここから攻略開始。
100mごとに
本丸までの距離が案内されて、
訪問者を勇気づけてくれますね。
享保三年の絵図を使った、
素晴らしい案内板も
各所に設置されています。
あと600m。
初門。
一の門。
案内。
土岐門。
畳橋。
険しい山の中にここまで立派な石垣が
随所に残っているなんて凄いです。
追手門・三重櫓。
ここからの雰囲気がまた素晴らしい。
さらに上へ。
霧ヶ井。
案内。
同じく霧ヶ井の最新式案内。
享保三年(1718年)の絵図と
全く同じ位置に
そのままの井戸が残っていますね。
八幡神社
八幡曲輪に鎮座するのが
八幡神社です。
享保三年と同じ形の曲輪、
参道を体験出来て、
足の疲れも吹っ飛び・・・はしませんが、
僕だけ元気が出ていました(笑)
お~ここも絵図と同じ!
この石段で八幡曲輪へ。
藪を突き進み・・・
拝殿が見えて来ました。
明治初期に実際の八幡宮は、
麓に遷座しているそうですが、
ここが江戸時代から八幡神社でしょう。
拝殿正面。
参拝。
ここで妻が龍の絵を発見。
「霧ヶ城 大龍神社」と
文字が書かれていますので、
名前が変わったのかな?
本殿は檜皮葺ですよ!
そして、屋根には、
鰹木までがあしらわれています。
ここからいよいよ
六段石垣がある本丸を目指します。
(後編へ続く)