鏡山大神社(福岡県香春町)
神功皇后(じんぐうこうごう)伝説の地
神話に出て来る人物は実在しなかったとか、
いや、実在したとか、論議になることも多く
実際、科学的、考古学的にも証明されないものも多くあります。
ただ、実在の真偽が確定しなくても僕は神功皇后は存在したと思います。
神功皇后が活躍したのは西暦200年位からの事でかなり昔ですが、
福岡県はじめ、日本各地に神功皇后にまつわる伝承地や神社は
膨大な数にのぼり、全く存在しなかった人物をまつりあげて、
これだけ広範囲の地域に伝承地を作るのは不可能なことだと思うし、
中国にある好太王碑(こうたいおうひ)からも
三韓征伐があった可能性がある事が証明されているので、
神功皇后は実在した、もしくはは類似した人がいたと思う訳です。
その神功皇后と関わりがある地域の一つが鏡山大神社とその周辺です。
鏡山大神社へ
若八幡神社から川沿いを走り、5〜6分行くと
左側にこんな鳥居が見えて来ました。
銅製の鳥居!
何だか、重装備のロボットの足を想像しました(笑)
この写真の左奥に少し見えている山が「香春岳」(かわらだけ)といい、
採銅所で有名なところなのです。
地産地消?だから銅なのだ!と勝手に決めた僕(笑)
青銅色というのか、少し青緑がかったグレーが、
凄い存在感を出していますね。
この色を見ると名古屋城の銅板屋根を思い出します。
ここでいきなり以前行った名古屋城の写真です(笑)
鳥居と同じような色ですね!
高価な銅製の屋根は権力の象徴でもあったようですが、
お城に使われているのは名古屋城しか知りません。
横道にそれてしまいましたが、
話しは鏡山大神社に戻ります(笑)
境内の入り口は森の中に分け入って行く感じです。
歌碑がありました。
鏡山大神社が鎮座する鏡山は万葉集にも詠われています。
そして、境内の入り口で一番の衆目はこちら!
倒立の狛犬。
いや〜これは何ともいえずひょうきんですね!
吽形は玉乗りしています(笑)
参拝者を笑顔にしてくれる狛犬をデザインした
昔の石工さんのセンスは素晴らしいな〜!
神社の名前が刻まれた石柱。
いわば、表札みたいなものですね。
ここから階段。
階段を上り切ったところに手水舎があります。
耐久性抜群のコンクリート製の拝殿で、参拝。
鳥居は銅、社殿はコンクリートと防御力は抜群
そして、笑いを取れる狛犬と剛柔ともに完璧な神社です!
本殿(カメラのアートモードで撮影)
本殿横には碑文がまとめて置いてありました。
そして、裏参道からの入り口にも銅製の鳥居発見。
夏の日差しが本当に眩しい境内をしばし散策。
案内文によると、
ここ鏡山大神社の御祭神は、神功皇后で、その後仲哀天皇も祀られたそうです。。
約1700年前に神功皇后が、新羅討伐の必勝祈願として
ここに皇后の御魂を鎮めた鏡をまつり崇めたのがこの神社のはじまりでした。
う〜ん凄い場所に来たもんだ〜!
鏡はやはり地産地消の銅製だったのでしょうかね(笑)
凄いものを見た僕の顔と妻の笑顔のツーショットで参拝は完了。
帰りがけ、階段から見下ろす風景も心が落ち着きますね〜!
今日の癒し
神社への階段入り口付近の木に吊るされていた短歌に癒されました。
僕たちが参拝したのは日差しが強く暑い日だったのも
僕がこの句に釘付けになった一因かも知れませんね。
余談ですが、我が家にはクーラーはありませんので、
虫の鳴き声は必須です(笑)