鹿児島縣護國神社(鹿児島市)
戦没者の定義
護國神社は、神奈川県を除く、
全国の都道府県に一社以上あります。
東京都は靖国神社という
名前ですが、中味は同じ、
戦没者を祀った神社です。
国の為に尊い命を捧げられた
先人達に思いを馳せる場所であり、
また今の日本があることへの
感謝の場所として、
僕たちは護國神社を参拝する時は、
やはり特別な思いを抱きます。
今では、戦没者だけでなく、
殉職された自衛官、警察官なども
祀られていて、
神様として祀られる定義は、
時代とともに変化しているようです。
鹿児島縣護國神社へ
早朝から充実しまくった僕たちが
次に向かったのは鹿児島縣護國神社です。
街中なので、黎明館からは
車で10分くらいで到着。
境内入り口。
階段横の石垣に目をやると
こんなことが刻まれています。
「正面両側の切り石は
創建百年記念事業として
旧歩兵第四十五聯隊兵舎の
土台石をもって築いたものである」
ただの石ではなく、
歴史を刻み、遺族の方々には
かけがいの石を使ったのは、
本当に素晴らしい事だと思います。
この石垣がその切り石かと思います。
ご由緒。
神社の遠景。
ここでお手水。
しかし、
その先には最新式の
手水舎がもう一つありました。
なんかこちらでも
手水をしたい気分です(笑)
なかなか凝った作りです。
この手水舎の前には、
こんな看板があります。
幕末からの薩摩藩の活躍や
事件が書かれています。
明治天皇の思し召しによって
創建されたそうです。
有名な事件が色々あります。
桜田門外の変、寺田屋騒動、
薩英戦争など
何でも関わっている薩摩(笑)
戊辰戦争でも功績大の薩摩です。
これを見て驚いた事。
警察官殉職者 58柱
消防士殉職者 94柱
自衛官殉職者 111柱
鹿児島だけで、こんなに多くの方々が
殉職されているとは…
言葉もありません。
日本全国だと、いったい
どれだけの人数になるのでしょうか…
これらの仕事をされている方には
改めて、頭が下がりました…
阿形の狛犬。
吽形。
拝殿にて参拝。
振り返ると青空が広がっています。
妻は英霊の方々へ敬礼!
この後、授与していただいた御朱印。
「世とともに 語り伝へよ
國のため 命をすてし
人のいさをを」
素晴らしい言葉が書いてありました…
(「いさを」=「功績」の事です)
やっぱりここに参拝して
本当に良かった〜。
心のこもった御朱印に感動しながら、
僕たちは、次に境内を散策します。
車祓所。
社殿向かって右側の広場には、
多くの戦没者の慰霊碑があります。
特攻隊の慰霊碑。
母子像。
海軍予科練関係の方々の慰霊碑。
満蒙開拓青少年義勇軍の招魂碑。
ミッドウェイ海戦で沈んだ
航空母艦「加賀」戦没者の慰霊碑。
沖縄戦での戦没者の慰霊碑。
筆の碑。
社団法人鹿児島広告協会が
建てているようですので、
従軍記者の方々を慰霊する石碑かも
知れません。
これで、参拝は完了です。
鹿児島縣護國神社、
心に残る神社になりました。
今日の一枚
新しい手水舎の横にあった表示。
なかなかユーモアも交えて
素敵な案内です。
「動物の捕獲・殺生は禁止されています」
ポケモンは動物になるようですね(笑)
確かにモラルは守って
ゲームを楽しみましょう!