春日大社(2018年奈良の旅)後編

 

ようやく春日大社の全貌を把握

何事も「まみれてみる」ことが

物事に対して理解を深める

一番の近道です。

今回、正面の表参道ではなく

北の入り口から春日大社に入った僕は、

本殿まで参拝しても、なかなか

境内全体の位置関係を

理解できていませんでした。

しかしこのブログを書いていて

ようやくその全貌を

把握できてきたのです。

春日大社は大きく分けて、

本社(本殿)を中心に、

北と南に摂社(末社)が集中し、

北は「水谷九社めぐり」

南は「若宮十五社めぐり」

これらを全て参拝すれば、

春日大社の90%の神様には

ご挨拶できたことになります。

そして、その中心に本殿が鎮座し、

西に伸びた参道の両脇には、

石灯籠はじめ、

いくつもの見どころがある。

簡単にまとめるとこんな感じになります。

僕たちが春日大社参拝の後半に行ったのは、

そんな南側の「若宮十五社めぐり」と

参道を歩き神社の境外に出るコースでした。

若宮十五社へ

北側の水谷神社から始まった

春日大社散策、その後の、

回廊内特別拝観を経て、

最後の山場?

北側の若宮十五社と呼ばれる

摂社に参拝します。

南門を出て振り返ると

圧巻の燈籠群の前を悠然と歩く鹿(笑)

南門を背にして、

若宮十五社方面への道を撮影。

春日大社のサイトによると

「御本社と若宮社の間の道を尊んで

御間道(おあいみち)と呼んでいます」

と書いてあり、神聖な道なんですね。

両脇の灯籠は室町時代から

江戸時代までのものが多いそうです。

そして、ここにも鹿が登場!(笑)

春日大社の神様の一柱である

武甕槌命(タケミカヅチノミコト)は、

(茨城県の)鹿島神宮から鹿に乗って

ここにやってきたという逸話に基づき

鹿が「神の使い」とされて

大切に保護されています。

その本家の鹿島神宮での鹿の扱いは、

境内の柵の中で飼われているだけで、

人とは隔離され自由はありません。

そう考えると、

鹿に生まれるなら奈良シカ無いですね(笑)

御間道の途中には、

最初に神様がお鎮まりになった

御蓋山に鎮座する

本宮神社遥拝所があります。

少しいくと大楠を発見。

県下で一、二位を争う巨樹と

案内には書いてあります。

巨樹の宝庫である九州に住んでいて、

あまりにも多くの巨樹を

見すぎた(笑)僕たちにとって、

大きさはあまり感じられませんが、

その華麗な枝ぶりと

春日大社の御間道に存在すること自体が、

感嘆するツボになっています。

反対側から見た大楠。

灯籠群と三輪神社の赤いお社が見え、

なんとも素敵な光景です。

大きさの比較写真も撮影。

大楠と御間道と灯籠。

何という素敵な光景だことでしょう!

奥には朱赤の南門も見えています。

この大楠は何百年もの間、

ここを行き交う人たちを

じっと見守ってきたのですね。

今も一人見守ってあげています(笑)

この写真、

今日のベストショットかも知れません。

若宮神社細殿及び

神楽殿一棟の案内。

右手前が細殿、左奥の板張りが、

神楽殿となった細長い建物です。

この目の前にあるのが、若宮神社。

若宮神社本殿。

手前の建物は拝殿と同じ機能ですが、

拝舎(はいのや)の名称です。

拝舎から参拝。

拝舎右側から見た本殿。

本殿前の案内には、

ナギの幹に巻き付いている

「八房藤」、「八ツ藤」と呼ばれる

フジのお話があります。

わかりにくいですが、

確かにフジの弦が巻き付いていますね。

左が兵主神社、右が南宮神社。

金龍神社かと思ったら

ここは違います(笑)

広瀬神社、葛城神社でした。

三十八所神社の御祭神案内。

三十八所神社に参拝。

佐良気神社。

夫婦大国社。

水占い。

まずは初穂料を納め、

白紙を選びます。

ここにその白紙を浸すと

あ~ら不思議、

文字が浮かんで来ます。

それが神様から授与者へのメッセージ。

読んだあとは納所に納め、完了です。

最後の目的地である

奈良縣護國神社の参拝時間が

迫って来たこともあり、

若宮十五社めぐりは、

若宮十社めぐりで完結とし、

参道を通り境外に向かいます。

二ノ鳥居。

ここには世界遺産春日大社の

大きな石碑があります。

そして、ここでのサプライズがこちら!

なんだ~これは~!

鹿の口から流れるお手水ですよ!

よく見ると、鹿が巻物?を咥えていて、

そこから水が流れていました。

あまりにもびっくりして、

このすぐ隣りにあった

祓戸神社に参拝するのを

すっかり忘れていたのに気づいたのは、

このブログを書いている今でした(汗)

しかし、祓戸神社は本殿を参拝する前に

参拝する神社なので、

僕たちみたいに本殿参拝が

終わった人には、

関係ないかもですね(笑)

車舎と書いて「くるまやどり」と読みます。

高貴な方が乗る牛車の車庫ですよ!

現代で言えば、

ロールスロイスの車庫でしょうか(笑)

車舎(車庫)の全景。

参道を出口(バス停)に向かいます。

参道の両脇にも石灯籠が。

何故か一つの台座の上に

二つが対になった状態の

灯籠が多いのがここの特徴です。

どんな意味があるのかな?

そして、この参道を進んでいくと

左側に開けた広場を発見。

そして、目に飛び込んできたのが、

こちらです。

「鹿救助隊」!!

確かにこれだけ鹿の数が多ければ、

色んな事故や怪我などもあるでしょう。

ここに住む鹿たちは何と幸せなことか!

そんなことを考えつつ

この緑の車に吸い込まれるように

導かれた広場でこんなものを発見。

お~クスノキだ!

明治四十一年に行われた

陸軍大演習の後、ここ飛火野で催された

饗宴に臨席された

明治天皇の玉座跡に植えられた

樹齢100年ほどのクスノキです。

さすが、天皇陛下の玉座跡だけあって、

素晴らしい枝ぶりに成長していますね!

春日大社参拝のフィナーレに

こんな霊験あらたかな

ご神木に出会えるなんて、

何とラッキーな僕たちでしょう(笑)

実は、この後もラッキーは続くのでした。

 

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