木之本地蔵院・地蔵菩薩大銅像

 

木之本地蔵大縁日

木之本地蔵院にとり、

また崇敬者にとっても

一番大切な日が近づいています。

「木之本地蔵大縁日」

参拝した6月にいただいたパンフで、

左端に地蔵菩薩のスローガン(笑)が

あります。

「御本願

我代わりて衆生の苦しみを受けむ

我れ衆生に福を得せしめたまふ」

人々の身代わりになってくださる

地蔵菩薩様、あり難し!

「趣意」を書き出すと

以下になります。

「古くより延命息災の仏様、

眼の仏様として多くの人々に篤く

信仰されております、

木之本地蔵大菩薩の大縁日が、

八月二十二日、二十三日、二十四日、

二十五日の四日間如法に修行されます。

全国津々浦々の善男善女が

それぞれの願いや祈りを心にいだき

終日ご参拝になられます。

二十三日夜八時には

大法要が厳かに勤められ、

また大縁日期間の四日間は、

九時、十一時、十三時、十五時の

大祈祷法会が四回奉修されます。

栄枯盛衰と是非善悪を寂然と

見つづけ給わりし地蔵菩薩の

一年に一度のご縁深き日です。

一つには報恩感謝の為に、

二つには善根功徳の為に、

ご家族の皆様挙って

ご参拝ご参列になられますよう

謹んでご案内申し上げます。」

あと20日ちょっとで大縁日、

今年も多くの人々が地蔵大菩薩に

苦しみの身代わりになっていただき(笑)

大きな福をいただかれる事でしょう!

地蔵菩薩大銅像

先の大戦前に作られた銅像などの

金属建造物には生き残りをかけた

大きな「ハードル」がありました。

それは戦時中の金属供出です。

例え江戸時代以前の古い文化財であっても、

価値が低いと見做されたり、

「コネが無い」(笑)場合は、

溶かされる運命にあったのです・・

そして、ここ木之本地蔵院の

地蔵菩薩大銅像建立は

明治27年(1894)で、

当然「金属供出候補」には

上がっていたようですが、

建立から130年経った今も

当時から変わらぬ姿で参拝者を

見守り続けています。

そんな幸運に恵まれたお地蔵様を参拝し、

僕たちもしぶとく生き残れるよう

お参りしてきました(笑)

鐘楼の向こうに見える大銅像へ。

宝篋印塔がある鐘楼は

ちょっと珍しいかも?

お地蔵様の高さは約6メートル。

秘仏、ご本尊の写しとして、

約3倍の大きさに造られていると

Wikipediaにあります。

足の不自由な方はここから

お参りできるようになっています。

そしてここでの注目はなんと言っても

奉納された無数のカエルちゃん達です。

燈籠の台座に整然と並ぶカエルちゃん。

パンフの案内には下記のように

書かれています。

「身代わり蛙」

「当寺に住む蛙は

「すべての人々の大切な眼が

お地蔵様の御加護を頂けますように」、

「すべての人々が健康な生活を

営むことができますように」と、

自ら身代わりの願をかけ、

片方の目をつむり暮らしていると言う

伝説があります。

それにちなんで境内には、

多くの方がお願いになられた

身代わり蛙が奉納されています。」

なるほど!

これでカエルちゃんの正体が分かりました。

身代わりと言えば、妻の十八番ですが(笑)

「身代わりカエル」との出会いは、

妻の引きの強さだったのかも知れません。

左側の燈籠のカエルちゃん。

お〜大銅像の足元も

カエルちゃんだらけですよ!

これは凄い!

「ひっくりカエル」もいたりして(笑)

地蔵菩薩を拝むよりも

カエルちゃんに目がいってしまい、

もはや、

参拝したかどうかも覚えてません(汗)

地蔵菩薩大銅像のお背中。

ここで妻が雄叫びを(笑)

「あれ、見て、鍵があるよ!」

お地蔵様の台座、蓮の花の下を指して、

こう言ったのです。

お〜なるほど!

ハートで囲まれた卍の下に、

十六紋菊が陽刻された

鍵らしきものがありますね・・

この中には、

一体何が納められているのかな?

それにしても相変わらず

人と視点が違う妻でした(笑)

お地蔵様目線より5m位下の目線(笑)

入口まで見渡せ、

ここから参拝者を見守られているのが、

よ〜く分かります。

そして地蔵菩薩大銅像と共に

ツーショット完了。

この後は、

境内奥の阿弥陀堂へと向かいます。

(続く)

今日の発見

カエルちゃんの願い

「すべての人々の大切な眼が

お地蔵様の御加護を頂けますように」

これに関連した「箱」を発見しました。

古眼鏡お納め処。

「おせわになった古いめがねは、

お地蔵様にお参りの後

感謝の気持ちをこめて

ここにお納めください 当院」

お地蔵様、眼鏡にまで身代わりに

なってくださるのでしょうか?

ただ、ただあり難し!

 

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