2018/02/11

錦帯橋(山口県岩国市)

 

技術の継承

岩国城と城下町をつなぐ

強固な橋を造るという信念、

いや、執念から出来た錦帯橋。

その錦帯橋が最初に完成したのが

1673年、

その翌年の1674年に

流されてしまったものを同じ年、

橋脚の石を強化して再度書け直し、

その後なんと1950年、昭和25年まで

270年もの間流されなかったのです。

Wikipediaによると

橋は20〜40年ごとに取り替えられ

五連のアーチ箸のうち完成から今日までに

架け替えられた回数は、

第一橋10回、第二橋14回、第三橋14回、

第四橋16回、第五橋9回。

これはまだまだ使える状態にもかかわらず

架け替えたそうで、このやり方、

何かとそっくりな感じですよね!

そうです、伊勢神宮が行なう

20年に一度社殿を取り壊して建て替える

式年遷宮(しきねんせんぐう)です。

親から子への技術の継承は

20年サイクルが

丁度よいころあいなのでしょうが、

まさに錦帯橋も

それに当てはまっています。

「技術」というものは

理論を覚えるのではなく、

実際に物を造ってみることで、

身に付くものですから

錦帯橋の技術もこうして

継承されたのですね。

この技術の継承にプラスして、

経年劣化してしまう前に

新しいものと作り替えることで、

橋の強度をより強く出来るという

まさに一石二鳥となっています。

古いものを

メンテナンスしながら維持すること、

古くに出来たものを現代まで

生活の道具、技術の継承として

修理再生を繰り返すこと。

どちらも日本の素晴らしい

文化といえますね!

錦帯橋へ

岩国と言えば、錦帯橋というくらい

錦帯橋は有名な場所です。

僕は小さい頃、岩国に近い

広島西部で育ったので、

錦帯橋は遠足で来たことはあります。

しかし覚えているのはアーチ型の橋だけで、

それがどれだけ素晴らしいものかは

分かっていませんでした。

到着して、まずビックリしたのは

河川敷が広大な駐車場となっている事。

ここに車を停めてて、急に水かさが増し

流されないのか心配になるくらい

川岸近くまでが駐車場なのです(笑)

係員の誘導に従い、

車を停めて少し歩くと

すぐにこの橋を見る

メインスポットに着きます。

橋の向こうの山頂近くに

岩国城が見えています。

この頃はお城には興味が無く、

山頂のお城はただの展望台くらいにしか

思っていませんでした(笑)

さらに近くに寄って撮影。

橋の真下からのショット。

橋脚の石積みは、中味はコンクリです。

昭和25年に流されてその後再建された時、

コンクリ仕様になったそうです。

しかしそれ以前270年以上も耐えた

昔の石積みの技術は、

100年もつと言われる

コンクリート製ともひけをとらないもの。

いつかは石積みの橋脚を

一カ所でもいいから

再現して欲しいものです。

橋の上から見た河川敷と駐車場。

のどかな川には、白鷺がたくさんいました。

人がいない瞬間に撮影!

観光客が途切れない錦帯橋で、

無人の橋を撮るのは至難の技なんです(笑)

岩国城側の岸から見た錦帯橋。

そしてこの後、ロープウェイで岩国城へ

行った時にお城から撮影した錦帯橋がこちら

この辺りの地形が分かり易いですね。

手前の錦帯橋のほか、

瀬戸内海、岩国空港も見えます。

ズームを使って錦帯橋のアップ。

この角度だと、

橋の特徴がよくわかりますね!

おそらく40年ぶりくらいに

訪問した錦帯橋は、

川を渡るための橋でもあり

眺めて楽しむための橋でもある

生活道路を兼ねた観光地でした。

錦帯橋のサイトには、

橋の歴史や、

未来の錦帯橋のあり方が

とても詳しく書かれていますので、

錦帯橋や文化財に興味がある方には

かなりお勧めですよ。

今日の面白い店

珍百景でも紹介さらた

ソフトクリームの店

「むさし」

冬なのにこの行列とは、

凄い人気です!

人気店、むさしの前には、

こんなお店があります。

佐々木小次郎、

ではなく、

佐々木屋小次郎商店。

むさしに小次郎、

なんだ〜!この組み合わせ!

楽しすぎますね!

 

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