岸和田城(大阪府)

 

予定変更

大都市大阪を

甘く見ていた訳でも無いのですが、

あまりの渋滞の凄さに恐怖を覚え(笑)

飯盛城の後に予定していた

大阪市内、四天王寺の

「下馬石」訪問を取りやめ、

関西空港近くの岸和田城へ行く事に。

Googleアースで位置確認。

こんなに近いんですね、

岸和田城が建つ岸和田市と関西空港。

ただ、

飛行機の出発時刻を考えると

岸和田城での持ち時間は30分・・

妻は、

「城巡りにこだわるくせに

そんな時間で巡れるの?」

なんて笑っていましたが、

結果は28分の好記録!

本気になれば出来るんですよ(笑)

駐車場

即興で決めた岸和田城、

行き当たりばったりで、

「岸和田だんじり会館」の駐車場へ。

ここは、

お城の西南に位置していて、

攻城するには、

なかなか良い駐車場ですよ!

16時10分頃入った僕たちに、

係のおじ様は、

「17時に閉まりますが大丈夫ですか?」

そんなお言葉をかけてくださいましたが、

「タイムリミットは30分だし

心配ご無用!」

との自分の心の声を飲み込みつつ

「はい、大丈夫ですよ!

17時までには必ず戻ります」

と模範的回答で応える僕(笑)

百間堀

超高速お城回りのスタートは

外堀(多分)の一部、百間堀から。

いきなりの絶景に二人して感動。

堀の向こうは二の丸、

右奥には本丸に建つ

天守も見えていますね。

このアングルもたまらんですな!

堀の水が美しく保たれているので、

気持ちよさも倍増です。

南側の櫓台へ。

「城下町の街並み」

昔の海岸線は

二の丸下付近まであったそうで、

岸和田は、

その堆積した土の上に発展した

城下町だと案内されています。

櫓台から二の丸を望む。

打ち込み接ぎの石垣と水門。

多聞櫓・隅櫓・櫓門

次に内堀へ。

左から櫓門、多聞櫓、隅櫓、天守最上階。

城絵図も確認。

何重にも堀を巡らした、

鉄壁の城ですね!

櫓門へのエントランス。

両サイドには

「猪伏山」「千亀利ちきり城」の文字。

猪伏山は城域となった山の名前で、

千亀利城とは

本丸と二の丸を連ねた形が、

機(はた)の縦糸を巻く器具の

「ちきり」に

似ているところから付けられた

岸和田城の別名だと

案内に書かれています。

「岸和田城天守閣 ご案内」

午後4時までの入場なので、

この時間、

必然的に「天守閣」へは登れません。

これも30分の持ち時間を

有効活用するようにとの

歴代城主様たちの采配かも?(笑)

櫓門。

門をくぐって奥へ。

いきなり、こんなデッカイ釜を発見。

お城と何の関係があるかは不明ながら

案内によると

酒造用に使われていた「甑用大釜」で、

直径150cmと書かれています。

13代にわたり岸和田を治めた

譜代大名、岡部氏を顕彰する、

岡部氏紀念碑。

岡部さん、慕われていたのかな?

天守

紀念碑を過ぎると

いきなりこんな光景に出くわします。

お〜これは素晴らしい!

大天守&小天守のお出迎えです。

前庭を入れて撮影。

とその時、

ベンチに腰掛けていた

僕たちよりも先輩らしき男性が、

「お二人の写真お撮りしましょうか?」

そう声をかけてくれたのです。

一人旅をされているとのことで、

結局お互いを撮り合う事に(笑)

横位置、縦位置の

二枚を撮って貰った中から

横位置をチョイス。

おじ様、声かけてくれて

本当にありがとう、

良い思い出になりましたよ〜!

八陣の庭

岸和田城自体は大阪府の史跡ですが、

天守前の「八陣の庭」は

平成26年、

国の名勝に指定されています。

案内を書き出すと

以下になります。

「昭和28年(1953年)、

当時の庭園設計の第一人者であった

茂森美玲氏によっって

設計監督されました。

庭石材料は作者が一石一石選定した

和歌山県仲の島産の

緑泥片岩を用いた石組を

京都白川産の白砂で囲み、

一本一草入れない枯山水としています。

テーマは諸葛孔明の八陣法を取り入れ、

大将を中心に

天・地・風・雲・龍・虎・鳥・蛇の

各陣を配しています。

本庭は城跡の保存を意識し、

将来建設されるであるう天守聞から、

さらに上空からの俯瞰を意図して

作庭されたこれまでにない

近代感覚にあふれた

独自の創作によるものです。」

解説図。

Googleアースで確認。

こりゃ〜凄いな岸和田城!

もっとこの庭を「推し」ても

いいと思いますがね。

八陣の庭と天守。

芝生や白砂の手入れも完璧だし、

庭の維持管理される方には

敬意しかありませんね。

西側から。

北東から。

内堀散策

次に内堀からの天守撮影のため

本丸から櫓門を出て、右に曲がり、

堀に沿って散策します。

北側からスタート。

北東から。

南から。

ここからだと

愛媛県の今治城と同じ、

石垣下の「犬走り」が

よく分かりますね。

天守をアップ。

外堀散策

次に再度外堀へ。

岸和田だんじり会館の駐車場を出て、

散策を始めた時、

地元の方らしお兄さんが、

「櫓下、北側の石垣も

素晴らしいですよ!」

と親切に教えてくれました。

時間が無かったので、

北側はカットする予定でしたが、

この一言で

「やっぱり行こう」

こうなった次第です(笑)

お〜確かに3段折れみたいで、

迫力ありますね!

複雑さで言えば、

岸和田城随一かな?

北西隅。

ここから西側を歩き、

駐車場へと戻り、

関西空港へと向かいます。

岸和田城、

事前知識が無かった分(笑)、

逆に感動もひとしおでした!

 

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