北里大社ケヤキ(熊本県小国町)

 

地名が名字

日本で北里と言えば、

北里大学とか、北里柴三郎博士を

連想してしまいます。

そんな有名な、人である

北里柴三郎の故郷、小国町には、

北里大社という神社があります。

御祭神は北里柴三郎博士ではなく、

博士が生まれるずっと前からあるようで、

北里大社の名前は「地域の名前」で

今でもこのあたりの地名は

「北里」になっています。

日本には、中央から派遣された領主は、

赴任先の地名に名字を

改名するという習慣があったり、

逆に、

昔からその地域を支配していた

人の苗字が、地名になったりしています。

その結果、一つの集落に同じ名前が

沢山いる場合もあるようで、

実際、北里大社に奉納された

石造物などには、

「北里○○」という名前が多くあります。

同じ名字が多いと不便なのは、

「北里さ~ん!」と呼ばれたら

大勢で「は~い!」と

答えてしまうことかな?

な~んて考えてしまうのは、

日本でもトップクラスに

多い名字の僕が、

経験して来た事だからかな(笑)

北里大社へ

 

同じ北里にある幸野川橋梁で、

近代土木遺産を堪能した後、

車で走ること約5分、

北里大社に到着です。

「大社」というからには、

大規模な神社なのかと

勝手に想像しながらも

事前に見たネットの画像では、

どちらかと言えば村の鎮守様的な

雰囲気を感じていました。

北里柴三郎の生家前であり、

北里柴三郎記念館の前にあるバス停。

この向かいの駐車場に車を停めると

川を挟んだ向こう岸には

北里大社の鳥居が見えています。

川の名前も「北里川」。

透き通った水と、両岸の緑に

心癒されます。

鳥居には「大社」とだけ

書かれた神額が掲げられ、

この地域で「大社」と言えば、

「北里大社」しか無いという、

唯一無二の神様である事を

ひしひしと感じられます。

伊勢神宮の正式名称が、

「神宮」であるのと

同じ感覚なのかとも・・・

そんな気持ちにさせてくれる

一の鳥居をくぐると、

さらにその存在感を倍増するかのような

御神木が僕たちを出迎えてくれます。

左右の枝が空中で繋がったように見え、

巨大な楼門のようにそびえる

参道脇のイチョウ。

妻の身長159cmと比較すると

どれだけ高いのかが分かります。

イチョウの楼門を抜けると、

参道左側には、

屋根付きの立派で、

手入れも行き届いた土俵があり

まさに「現役バリバリ」の状態です。

きっと、

この地域では相撲が盛んなのでしょう。

鳥居、御神木、土俵と

大切にされている感が満載な姿を見て、

地元の人々からの崇敬が

いかに深いかが伺い知れますね。

二の鳥居から境内中程へ。

鳥居前の狛犬。

吽形。

平成十二年奉納の鳥居。

ですが・・・

よく見ると、神額だけは、

色も違うし、年月を経た痛みも見られ、

明らかに平成十二年製ではありません。

恐らく、以前ここに建っていた、

古い鳥居の「神額」だけを

使ったのでしょう。

古いものを全部捨てず、

使えるものは、一部分だけでも

後世に残していくという氏子さんたちの

優しいお気持ちに、

またもや感動してしまいます。

鳥居の左側に一基ある常夜燈。

こちらも台座の石だけが

古い感じがしますので、

燈火部分だけを後から

建て替えたのかも知れません。

神門。

ここには左右に随神様ではなく、

狛犬様がいらっしゃいます。

いや~古くて素朴で、

いい感じの狛犬です。

お顔は壊れてしまっていますが、

阿形に違いないでしょう。

この状態までになった狛犬でも

ここに残してくださっているのが、

有り難い限りです。

吽形。

いい表情していますね~!

こちらは、ほぼ完全なお姿です。

手水鉢も古くて素敵です。

拝殿。

本殿。

本殿に直接参拝。

御神木のケヤキ

九州地方にはクスの巨木は多く存在し、

僕たちも多く見てきましたが、

ケヤキの巨木は数少なく、

今まで訪問した中では、

宮崎県高千穂町に鎮座する

下野八幡神社の大ケヤキだけが

記憶されているくらいで、

今回は、久しぶりのケヤキ訪問です。

拝殿とケヤキ。

案内板。

大きさの比較写真。

案内板では「不明」とされていた

ケヤキの樹齢ですが、

僕の今までの巨木体験と見た感じで、

樹齢は300~350年位と思います。

1853年生まれの北里柴三郎も

子供の頃はこの神社で遊び、

当時150歳くらいだった

若き日のこのケヤキを見て育った事でしょう。

境内社

北里大社には、

本殿の右側、大ケヤキの後ろに鎮座した

立派な境内社があります。

石垣で囲まれた空間。

神様は、どなたなのか、

分かりませんが、参拝。

神池

御社殿向かって左側には、

勝手口(笑)を抜けると、

神池が広がっています。

池の真ん中に島があって、

石橋で渡れるようになっていて、

何だか、神社によくある

「厳島神社」「弁天様」が

祭られていた跡のようです。

やはり神社があったのかも?

池の反対側から観る景観。

大ケヤキと拝殿と神池のコントラスト、

なかなか雰囲気が出て

いいじゃないですか!

最後にこんなコントラストも撮影(笑)

今日の花

神池のほとりに咲いていた彼岸花。

沢山ではなく、

ここだけに少し咲いているのが、

逆に心に染み入って来ますね。

 

  関連記事 - Related Posts -

 

  最新記事 - New Posts -

 

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください