2020/04/12

金刀比羅宮(香川県)その3旭社へ

 

幸運

香川の旅を計画した時、

金比羅宮の参拝時間は、

2時間30分を予定していました。

ところが、実際に行ってみると、

道草処(笑)が、あまりにも多く、

本宮に着くまでに、

2時間30分はとうに越え、

鞘橋からスタートしてから

既に3時間も経過、

時刻は10時30分近くに

なっていたのです。

当初、この日、金比羅宮参拝後、

朝10時から琴平駅でレンタカーを

借りる予定だったのを

前日と予約を間違ってしまい、

レンタカーを昨日利用した事が、

これほどまでに幸運を呼ぶとは!

金刀比羅宮参拝を甘く見ていた僕を

神様と天国の妻のおばあちゃんは、

可愛そうに思い?

救ってくれたのですね(笑)

祓戸社・火雷社

資生堂パーラー「神椿」の

スタッフさんから貰ったひまわりの種で、

野生のヤマガラ(小鳥)を

手に載せるというサプライズ体験で、

体力と精神力を回復した僕たちは、

次なる高みを目指します。

石段、見慣れたというか、

見飽きたと言うか(笑)

祓戸社に到着。

明治三年、今から約150年前、

松山の方々から寄進された手水鉢。

よく見ると鉢の四方は、

力士が支えていますね。

右が祓戸社、左は火雷社。

まずは、祓戸社から参拝。

拝殿前の案内。

銅板葺きと説明されていますが、

屋根の先端部分を見ると、

かつては檜皮葺だった名残が、

確認出来ます。

祓戸社の本殿。

火雷社に参拝。

浄火、鎮火消防の神様。

端っこにさりげなく並んでいる、

各地から奉納された常夜燈。

左端の、「姫路 白鷺講」、

白鷺城と言われる姫路城を

連想させるいい名前ですね。

旭社

祓戸社で身を清め、

本宮への参拝準備は整いました(笑)

この石段を登ると、旭社が見えて来るはず。

旭社。

案内には書かれていませんが、

神仏習合時代、

松尾寺の金堂(薬師堂)だったものが、

明治の神仏分離により神様を祭る、

旭社となっています。

(Wikipedia調べ)

そして、旭社の造りには

圧倒されます。

彫刻が繊細かつ豪華。

しかし、ここまでは、

他にも類例は見ますが、

旭社の凄さはもっとあります。

妻が、「これ見て!」

と指差した先にあったのは、

こんな光景です。

これは凄い!!

屋根の裏側には渦状の彫刻が施され、

建物すべてに神経が行き届き、

全く隙がありません。

網で見えにくくなっていますが、

正面の彫刻もただ見惚れてしまいます。

参拝。

中の造りはまるで、

貴族の館みたい(笑)

柱に掲げられている案内。

天保八年は1837年、

令和2年(2020年)からだと、

約180年程前の建立です。

旭社の手水舎。

本宮へ

ここからさらに登ります。

いったい何本あるのか

分からないほど沢山ある鳥居。

賢木門。

遙拝所。

遂に、本宮下の手水舎に到着。

この周りも常夜燈(灯籠)だらけ。

真須賀神社。

本宮へ向かう最後の階段下の

黄金に輝く励ましのお言葉。

最後の階段は、

「御前四段坂」と

名付けられています。

お~本宮の屋根が見える!

だんだん近づきます。

石段途中に

葵の御紋が入った灯籠を発見。

御年神社。

事知神社。

そして、ここでは、

青銅常夜燈にも

葵の御紋を発見したところで、

本宮はあと少し。(その4に続く)

 

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