岩石(がんじゃく)城(福岡県添田町)

 

お城風建築物

岩石城は実際にあったお城です。

案内図を見ると分かり易いので、

こちらで説明します。

この案内図の山の半分より上が

岩石城の城域だったようです。

そこで、山登りしなくても

ここにお城があったことを

体験出来る施設が、

岩石城と名が付くお城風の建物である

「添田町埋蔵文化財センター」です。

岩石城へ

添田公園の駐車場から歩いたら

息切れする位なので、

車で入口まで行ったのですが、

このあたりに駐車スペースは

ありません。

従来は公園近くにある

「そえだジョイ」という健康施設から

スロープカーを利用して、

お城に行くのだったのが、

今はそのスロープカーは、

営業されていません。

これだと岩石城に来る人は、

添田公園駐車場から歩きと

なるので、集客は、

厳しいものがありそうです。

そんなことを思いながら

僕たちは幅が広い路肩に駐車し、

建物へ向かいました。

入口にはこんな歌碑があります。

歌まであったとは!

館内で流れていればいいのに…

こちらが正式名称。

石畳の坂を上って門に向かいます。

草創門。

門をくぐるといきなりお城です。

城内(園内)から見た草創門。

お城の城門というよりも

お寺の山門の雰囲気があります。

そして、お城風建物に到着です。

お〜お城ですね!

階段登り口には、

燈籠があって、なんとなくお寺風です。

二階の入口。

おひょ〜!

涼しい〜〜!!

館内はめっちゃ冷房が効いています。

エレベーターまで完備だし、

予想したよりも立派な館内です。

そして、すぐに思ったのは、

経費かかるだろうな〜という事(笑)

僕たち以外には誰もいないのですから…

この階が展示室になっているので、

一回りしてみました。

岩石城史。

初代の城主、大庭平三影親は、

名前からすると

源頼朝と富士川で平家方として戦って負け、

斬首された人と同一人物かもしれません。

そんな歴史的な人物が関わっているとは、

興味が湧いて来ますね!

基本展示物は「紙媒体」。

パンフレットの一部でしょうか。

ちょっと面白そうな岩の写真があって、

行ってみたい気もしてきました。

馬場が山の頂上付近にあったとは、

ビックリしますね!

どうやって馬が登ったのでしょうか。

前田利長と蒲生氏郷の軍勢が

岩石城の攻撃隊だったようです。

三階の展望台からの

眺望はこの絵と同じでした。

少し霞んでいましたが、

添田町内が一望出来ます。

記念写真はお城バックで。

その後、隣の建物を散策。

今は使われていません。

鬼瓦が僕たちを見つめ、

ここを何とかしてくれ〜っと

叫んでいる気がしました。

 

閉鎖されたスロープカーの駅。

「愛驛」(あいえき)

愛ある名前の駅だったのに

今は誰も愛情をそそいでは

いないようです…

動かないゴンドラ…

開業からどのくらい

経っているのでしょうか…

もう5年前から動いていないようです。

地方の活性化とか、地方創世とか、

地方にスポットを当てる

言い方は山ほどありますが、

本当に「地方」で永続的に

利益が出る施設が、

いったいどのくらいあるのでしょう?

綺麗事を言って「地方の時代」とか

もてはやされても、多くは、

このように尻切れとんぼになっています。

そんな岩石城を後にし、

今は動かないスロープカーの

出発駅でもある健康施設の

「そえだジョイ」を見学しました。

ここもお城をイメージしていますね。

ネット情報によると

トレーニング施設、

浴場などがあり、

添田町の方々は、料金が安いようです。

そして、すぐそばで見つけたのが

この案内。

岩石山の登山口でした。

「岩石城武将の碑」とあったので、

なんだろう?と気になって、

思わず行ってみることに。

以前は個人宅にあったものを

平成15年、ここに移転したそうです。

1587年に豊臣秀吉によって

一日で落城した時の守備隊トップ二人の

追善供養碑でした。

岩石城の展示では書いてありましたが、

戦いに敗れたとはいえ

この二人は、後の加賀100万石の

2代目藩主、前田利長と、

後に会津で、7層楼(5層との見解もあり)の

大きな天守を持つ鶴ヶ城を作る蒲生氏郷という

豊臣軍きっての精鋭と戦ったことを

記しておくのが二人への最大の

追善供養ではないでしょうか…。

大手(表)と搦手(裏)を守り

討死した二人の辞世の句が、

書いてあります。

死の間際にこんな句が作れるなんて、

心の落ち着け方が凄いですよね。

僕なら辞世の句どころではないはず(笑)

岩石城武将の碑から見た

そえだジョイ。

二人の武将はこの建物を見て、

今、何を思うのでしょう…

 

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