降松神社(山口県下松市)
古いもの好き
以前は、新しもの好きだった僕、
今では、古いもの好きに
360度・・・
いや、180度変わっています。
年を取ったからか(笑)
降松(くだまつ)神社には、
そんな古いもの好きの
血をたぎらせてくれる(笑)
数々の江戸時代物があり、
そして、何よりも
古いものを大切にする気持ちが
ひしひし伝わってくる神社さんでした。
参道
徳山駅から約30分、
本殿横の駐車場に車を停め、
ず~っと(笑)下まで参道を逆戻りし
一の鳥居から参拝開始。
一の鳥居は明治二十九年建立。
左側に御旅所があるのですが、
この時は見逃しました(汗)
鳥居の先、切戸川に架かる、
妙見橋からの風景。
参道右側に降松神社の
御神田(おみた)を発見。
スクスクと稲が育っています。
二の鳥居。
延寶七年(1678)の寄進。
見た感じ、材料の多くは
修復されたものでしょうが、
少しでも良いからオリジナルを、
出来る限り残すという
宮司さんや氏子さんのお気持ちが
有り難い限りです。
鳥居前の狛犬は、
寛政二年(1790)の寄進。
吽形。
阿形と違い、
吽形はかなり新し目です。
恐らく、吽形は壊れてしまい、
阿形とデザインと似せたものを
平成時代(多分)に
作り直したのでしょう。
こんなところにも、
崇敬者の「愛」を感じて、
思わずほっこりしますね。
石段下の駐車場。
山の中腹には中宮が鎮座する
降松神社ですが、
僕たちが参拝するのは、
麓の若宮のみ。
中宮まで歩いて
片道50分ですからね(汗)
石段の参道へ。
石段途中の手水舎。
明和三年(1766)寄進と
250年選手の古い手水鉢で、
盃状穴も彫られています。
珍しい事に、鏡までもが装備され、
おめかしして
参拝可能というスグレモノ。
かなり尻が痛くなってきた(笑)
随神門。
随神様(阿形)
随神様(吽形)
境内側から。
この立派な随神門、
近年建て替えられたもので、
以前のものは、かなり
オープンな感じだったようです。
拝殿内にあった平成5年に
奉納された旧随神門の模型。
古式然として
素朴な感じもいいな~!
ここにも手水舎があり、
こちらは竹筒を使った
コロナ対策仕様です。
拝殿。
二の鳥居前の狛犬と同じく、
寛政二年の奉納で、
こちらは阿吽ともに
オリジナルと思われます。
吽形。
唐破風の拝殿向拝には、
大内氏の家紋らしきものが・・・。
賽銭箱も同じく菱紋です。
参拝後、
拝殿内へお邪魔してみました。
うわ~!
拝殿の天井梁が凄い!
天井をアップ。
こんな拝殿、初めて見たかも?
神社の御由緒書きによれば、
「現今の若宮は、明和四年(1767)
毛利就馴公の再建による」と
書かれていますので、
拝殿は江戸時代のものでしょうか?
上を見ていたら
さらに驚きの物を発見。
蟇股?
デザインは松の木でしょうか・・・
こちらは竹かな?
梅があれば松竹梅ですが、
梅は、見つけきれませんでした(笑)
本殿。
本殿真後ろの
上宮、中宮遙拝所でも参拝。
最後にツーショットで参拝完了。