熊野神社(福岡県粕屋町)

 

地元の神社

どこまでが地元なのかは

はっきり境界は引けませんが、

自宅から1時間以内で行ける範囲なら

地元の神社と言っています。

結構範囲が広いかな?(笑)

そんな地元の神社ですが、

遠くの神社ばかりに気をとられ、

思った以上に参拝していません(汗)

ということで、今回は

「隠れた名社巡り」と銘打って、

以前から気になっていた

地元の五社を参拝しました。

熊野神社へ

地図で「熊野大神宮」の名前を

見つけたのがこの神社を知った

きっかけでしたが、

行ってみると、熊野大神宮ではなく、

熊野神社とか、

熊野宮という表示となっています。

大神宮と名が付くので天照大神を祭る、

伊勢神宮との繋がりを想像していましたが、

御祭神などを確認すると

ここは、熊野三山の

神様を勧請しているようです。

まあ、参拝できれば、

どちらでも良いのですがね(笑)

社頭の一の鳥居。

参道の右側には公園があります。

まずは、公園内の五穀神にご挨拶。

二の鳥居。

この先は見事な藤棚で覆われています。

推定樹齢200年。

藤の花が咲く季節は、

最高でしょうね。

根っこ部分。

藤棚を過ぎ、さらに参道は続きます。

手水舎。

清浄な水をたたえている手水鉢は、

大正五年の奉納です。

手水鉢の清潔さは、

神社自体のイメージを大きく左右するもの。

そういった意味で、好感度抜群ですね。

綺麗な水の秘訣はこれ!

常時水滴が落ちる仕組みです。

注連縄柱前後に見所が。

可愛らしくて個性的な狛犬。

吽形は、「イーだ」をしてます。

熊野神社と言えば梛の木

なのでこれは、梛の木でしょう・・・

いや、榊かも?

どっちでも神様は喜んでいるはず(笑)。

吽形側にもあります。

祓戸社的なお社。

吽形側。

拝殿にて参拝。

本殿は美しい朱塗り。

本殿斜め後ろから。

本殿真後ろ。

本殿の彫刻は中国風?。

拝殿前でツーショット完了。

御神木

本殿左横には、見るからに

大切にされている木があります。

「神聖」という文字に注目。

ここはいったい何でしょうか?

案内。

元はこの場所に「美曽幾の松」という

神の恵みの拠り所とされてきた

松の巨木がそびえていたそうで、

案内にある昔の写真で見ると、

その大きさがよくわかります。

その松が昭和20年9月、

枕崎台風で倒れてしまい、

その跡に、皇太子(現在の天皇陛下)

ご成婚記念樹の「楠の木」が植樹され、

60年ほど経った今、

こんなに成長しています。

やはり「美曽幾の松」の御加護というか、

ここは、気の流れが良いのでしょう。

そして、この玉垣内には、

こんな石柱も立っています。

右は、中村正宅という眼科医の刻碑。

全国から患者が訪れ、

神社が鎮座する「内橋」は、

眼療宿場として栄え、

十三もの宿屋があったそうです。

左は、熊野湯の刻碑。

昔はこの辺りに温泉があったそうです。

こちらは推定樹齢250年のスダジイ。

これで、癒しの空間、

熊野神社の参拝は完了です。

雑感

実は、この神社には駐車場がありません。

神社の周りを探しましたが、

近辺に有料駐車場もなく、

本来ならば、「ご縁が無かった」と

参拝はあきらめるのですが、

どうしても諦めきれない気持ちが強く、

2回ほど神社を大回りしてみて、

遂に思わぬ場所に大きな

有料駐車場を発見したのです。

神社に参拝したいという

僕たちの執念が実った瞬間でした(笑)

「どうしても!」

という気持ちが湧き出る時、

思った以上に素晴らしい

出会いがあるものですね!

 

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