枡築欄干橋(山口県防府市)

 

現存であり現役

近世以前の土木・産業遺産」という

全国の古い石橋などを網羅したサイトによると

防府市の石刎橋である「枡築欄干橋」は、

江戸時代の明和年間(1764年~72年)

に造られたものだそうです。

塩田設備の一貫として架けられた橋も

250年の間に、多くはなくなり、

あるいは移設されたのですが、

ここの枡築欄干橋だけは、現存であり、

しかも現役の橋なのです。

ただ、安全性の面から近い将来は、

「現存だけど歩行禁止」になる

可能性大と考え、

ちょっと慌てて(笑)訪問した次第です。

枡築欄干橋

三田尻塩田記念産業公園で、

移設された同じ形の枡築欄干橋を見て、

ますます現役の橋が見たくなっていました。

公園からは車で3分ほどの場所に、

現役の枡築欄干橋はあります。

橋のたもとには、

神社とお寺が並んでいましたので、

まずは、神仏にご挨拶。

まずは、全景。

潮の干満に関わらず船荷が当たらないように

中央を高くしたデザインがよくわかります。

正直、見た目は「落ちるんじゃない?」

そんな形なのが、

不思議さを増してしまいます。

この上に立つのはちょっと怖いかも?

通行止めにはなっていなく、

ただ「バイク通行禁止」の

看板だけが立っています。

ということは、

人は大丈夫という意味でしょう。

もう渡るしかありませんね(笑)

下を見るとかなりの高さです。

欄干橋の名前の由来となった

木製だったという欄干の跡も

しっかりと両端に確認しながら渡ります。

渡った向こう岸から撮影。

人が乗っても落ちません(笑)

世界に誇る唯一無二の存在である

岩国市の錦帯橋を擁する山口県、

石橋に於いても、独創性は秀でていますね!

これで、ここが将来通行止めになっても

悔いは無いかも(笑)

 

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