住吉神社の石造灯台(山口県防府市)

 

同じものでも呼び名が違う

防府市の住吉神社境内に建つ

「石造灯台」は、「灯台」という

呼称ですが、

全く同じ機能を持ち、規模も

あまり変わらないであろう

広島県福山市鞆の浦の

常夜燈」は、常夜燈と呼ばれ、

「灯台」という呼称はついていません。

しかし、本当は何かの

違いがあるのかも知れません・・・

名前って難しいものですね(笑)

石造灯台へ

この日、幾つかの訪問地で、

江戸時代の石橋に魅せられたあとは、

同じく江戸時代の灯台を見に行きました。

防府市内(山口県)には、

「ビュースポットやまぐち」という

カラフルな案内板が各名所に

建てられていて、簡潔な説明文で、

英語併記もされ、

観光客にはありがたい対応です。

150年以上も前のものですが、

綺麗な状態で保存されています。

案内によると

ここ三田尻は毛利水軍の根拠地

(御舟倉)に定められたことで、

日本海側の萩城に往来する

表玄関として栄えた町で、

海の神様を祭る住吉神社が建立され、

その後、

境内に石造灯台が設置されています。

内部構造図まで付いた

詳しい案内があるのは嬉しいですね。

灯台出入り口左横には、

「文久三年癸亥」の文字が

はっきりと残っています。

海を背にして神社境内を撮影。

現在、石造灯台の前は道路を隔てて、

海がありますが、

昔はここが岸壁だったのでしょう。

拝殿へ。

牙むき出しで玉をくわえる

阿形の狛犬。

吽形の右目には一円玉が(汗)

参拝。

真ん中にお神輿が置いてあります。

僕たちが参拝した日、

この住吉神社の本社であり

近隣に鎮座する

老松神社の祭礼だったことで、

「御旅所」的な意味合いなどが

関係しているのかも知れません。

本殿。

境内の端で見つけた石碑。

明治43年10月、

南米やヨーロッパに派遣された

軍艦生駒が、ここ三田尻に

寄港した記念のようです。

Wikipediaには、

「1910年(明治43年)には

アルゼンチン独立100周年

記念式典に参加し、

南米から欧州まで訪問している。」

とありますので、この時の事でしょう。

最後に妻が灯台のポーズでツーショット。

この後は、この日最後の訪問地、

先述した毛利海軍の根拠地だった

三田尻御舟倉へと向かいます。

 

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