美保神社(島根県松江市)前編
快適なホテルとは?
僕たちのように超低予算で
旅に出かける場合、
宿泊費というのは、かなり大きな
出費となります。
観光地に行って、温泉旅館などには
絶対に泊まりません。
ましてや一泊二食付きなんて、
夢のまた夢(笑)
そんな僕らが、福山で味を占め、
最近、利用するようになったのが、
「東横イン」。
二人で泊まって朝食食べ放題付で、
6,000円前後なんて、
平成も終ろうとしている今日この頃、
これもまた夢のような世界(笑)
しかも各部屋のWi-Fi付だし、
隣との壁も薄くはないし。
今回も松江駅前の東横インを
利用したのは言うまでもありません。
そして、松江駅前の東横インは、
駐車場もホテル併設の立体式なので、
利便性は抜群でした。
美保神社へ
朝食でご飯とパンと和洋折衷料理を
たらふく食べ、
食堂のお姉様(僕よりも..笑)の
笑顔も素晴らしく、
腹ごしらえも気分も完璧で出発。
松江市内から40分ほどで、
こんな景色が見えてきます。
美保神社に接近した感が満載です(笑)
実際の本殿の千木(ちぎ)が、ちゃんと
再現されているのが憎いですね!
男性神の左は縦削ぎ、
女性神の右は横削ぎ。
その本殿の写真を参考までに…
千木とは屋根の上の両端で
交差させた木材の事です。
そして、神社近くの駐車場に到着。
着いた時は神社の上に雲がかかって
幻想的な雰囲気でしたが、
やがて快晴になっていったのです。
なんか、
二つの美保神社を見られたような、
ちょっと特別感を味わえて
かなりラッキーでした。
港町に鎮座する美保神社。
港内と外海とは
防波堤が境になっています。
対岸から鎮座地を臨む。
海辺の町らしく、
明治時代に作られた
「弁天波止場常夜灯」があり、
横の太鼓橋を渡ると社があります。
筑紫社と和田津見社。
やはり港町らしく、
どちらも海上安全など
海の神様ですね。
海を見張っているように
立っている常夜灯。
夜はまたロマンチックなのでしょう。
そして、美保神社境内に向かい、
歩いていきました。
一の鳥居。
鳥居の周囲の木枠は
何のためにあるのでしょう。
改札員が立つところ?
いや駅じゃないですから(笑)
青石畳通り。
散策スポットのようですが、
今回は時間がないので写真のみ。
艮門(うしとらもん)
艮とは鬼門である北東の事。
ここで「艮」という文字に出逢うとは、
これもまた何かのご縁なのか?
今年の正月には、
福山市の「艮神社」のお札を
いただき、それが今、
我が家の神棚にあるのです。
何かを感じずにはいられません。
ん?鬼門ばかりが訪れるってか?
そ、そんな〜(笑)
しかし、大丈夫!
この門の前には、ちゃんと
守り神がいらっしゃいました。
浜のそばにあるから
浜恵美須なんでしょう。
そして、境内に目を向けると、
こんな建物があります。
船に真水を提供していた井戸。
「いた」と書きましたが、
ポンプもあって、
なんか現役のような感じですね!
ただ、海岸のすぐそばに
真水の井戸があるのは、
不思議な気がします。
美保神社のご神威?
なのかも知れませんね!
二の鳥居。
この構造、どこかで見たような…
そうです!
佐賀県名物の肥前鳥居です。
石のパーツが幾つかに分かれて、
それを組み立てる構造です。
何か、交流があったのかな?
しかしこれは謎のまま(笑)
「神祇伯」(じんぎはく)とあるので、
神祇官の一番偉い人が書いた
神額の文字です。
「資敬王」とは誰なのか
調べたら神祇伯を代々世襲してきた
白川家の当主で江戸時代末期の方でした。
ということは、
この鳥居は江戸末期のものなのかも
知れませんね。
さて、これから拝殿、
本殿に向かうのですが、
そのお話は次回後編にて。
今日の注目
奉納された生け垣の石柱。
漁業の基地であることが、
よ〜くわかる四文字熟語。
「大漁満足」
きっと奉納された方は、
大満足だったはず(笑)