2021/03/30
みやざき歴史文化館(宮崎市)
導かれた順番に従う
晴れた日は大いに楽しみ、
雨の日は、
晴れた日には行かない
屋根のある場所(笑)に行ってみる・・・
これが僕たちの旅スタイル(笑)
もっとも雨に遭うことはごく稀ですが、
その「稀」な体験が、さらなる「稀」を
連れて来るから面白いのです。
雨のお陰で訪問となった
鶴松館(佐土原城址公園)に続く、
宮崎の室内施設第二弾は、
「みやざき歴史文化館」です。
そして、この後は、
前夜、去川のイチョウのライトアップを見た
宮崎市高岡町にある、
外観がお城の天守風で見栄えのする
宮崎市天ケ城歴史民俗資料館を訪ね、
宮崎の旅を終える予定だったのですが、
ここに入った事でその後の予定が、
またもや変わり、
そして、さらなる素晴らしい
思い出が作れるとは、
入館前には予想もしていませんでした。
みやざき歴史文化館へ
鶴松館から車で20分ほどで、
みやざき歴史文化館に到着です。
文化館は、巨大な史跡の一角にあります。
日本遺産にも指定されている
「蓮ケ池横穴群」で、
古墳時代後期~終末期(6~7世紀)
にかけて約80基が山の斜面に掘られた
古墳景観エリアです。
ここを巡るだけで、
終日かかりそうですね(笑)
文化館前の広大な池。
みやざき歴史文化館の全景。
厩(うまや)
本館横には二つの建物があり
その一つが厩です。
厩へ。
農家にあったものを移築しています。
全景。
茅葺き屋根を維持管理するのは、
本当に大変でしょうね。
伊勢神宮でさえも20年に一度の
式年遷宮の年が近づく頃、
屋根は、かなり傷んでいますから・・・
そんな思いで外観を眺めていたら
妻が一言。
「あれ可愛い~!」
茶色の茅葺屋根に映える
一本の赤い葉っぱ。
妻の視点はそこだったのか(笑)
鍛冶屋
もう一つは鍛冶屋です。
明治時代の建物を移築再現しています。
鍛冶屋の全景。
内観その一。
内観その二。
館内へ
いよいよ中に入ります。
正倉院の校倉造を模した外観は、
なかなかお洒落ですね。
正倉院と言えば、奈良県ですが、
ここ宮崎県の臼杵郡美郷町にも、
東大寺の正倉院を忠実に再現した
「西の正倉院」というのがあります。
まだ未訪問なので、いつかは
行ってみたいものですね。
名前の石(名称が分からない・・汗)
そして、入館です。
館内は全て撮影禁止なので、
写真はここまでですが、
館内の様子は、
みやざき歴史文化館のサイトで
少し見ることが出来ます。
館内は、古代から現代までの
宮崎の歴史をジオラマや映像を使い、
楽しくわかりやすく体験出来る
素晴らしい施設になっています。
そんな中、今後の行き先を変えたものが、
「日向神話と世界の神話」コーナーの
シアター体験でした。
ここには大スクリーンで見られるものの他、
物語ごとに小さな画面で一人ひとりが
ストーリーを楽しめるようになっていて、
その神話の一つ、
鵜草葺不合命(神武天皇の父親)
誕生の場面を見た妻が、
「神話ってこんなに面白いんやね!」
そう言ったのです。
今までそれほどまでに
興味が無かった妻の口から
そんな事を言われれば、
この後は、鵜草葺不合命の
誕生の地と言われ、
御祭神ともなっている
鵜戸神宮に行くしかありません(笑)
という事で、
時間との相談をしてみたところ
何とか帰りのバスに間に合いそうなので、
これも何かの導きと
心の声に従う事にしたのです。
今日の癒やし
案内板のオブジェに癒やされました。
無機質な案内板に
ちょこんと乗ったリス。
ただの「案内板」と考えれば、
この装飾は予算として不要でしょう。
しかし、
何でも合理化、経費節減では、
人の心は殺伐として来ます。
そんな中、このリスは、
訪問者の心を和ませる意味で、
大きな存在となっていますね!