なぎさ水族館(山口県周防大島町)
複合型施設の理想形
戦争と平和。
この二つを同時に体験出来るのが、
周防大島の先端部に位置する
「なぎさパーク」です。
僕は以前からここが
かなり気になっていたのですが、
なんせ島の先端部は遠い!(汗)
徳山駅から車で直行しても
2時間近くかかるのです。
往復するだけで4時間・・・
今回の旅では、
晴れていれば周防大島の最高所、
嵩山(だけさん)展望台から
瀬戸内海の絶景を堪能し、
曇りならば、なぎさパークに行くと
心に決めていたところ
なぎさパークに呼ばれました(笑)
そして、
何故この日ここに導かれたのかが、
水族館を見学していて
大納得したのですが、
それはまた後ほどのお話で(笑)
ここには二つの建物が
向かい合っています。
左が、昭和18年、
この島の沖合で謎の爆沈をした
戦艦陸奥をフューチャーした
右が、周防大島周辺の
魚を中心に集められた
地域密着型のなぎさ水族館。
パンフレットは二館共通で、
「陸奥野営場」
(キャンプ場)を含め
3つの施設の紹介となっています。
中面に紹介された各施設。
陸奥記念館で戦争を知り、
なぎさ水族館で魚と遊び、
陸奥野営場でキャンプをし、
釣りと海水浴を満喫する・・・
子供の心の成長は、
こんな場所でこそ育まれるのでしょう。
大袈裟かも知れませんが、
複合施設の理想形と言えそうです。
展示室
閉館時間は16時30分で、
入館は16時までですが、
僕たちが入ったのは、15時59分、
扉が閉まる寸前、
間一髪セーフでした(笑)
外観。
入口付近。
展示室。
真ん中の「おさわりコーナー」。
ここで目をひくのが、
「ヒトデの正しい食べ方
ヒトデクッキングに注目」の文字。
ヒトデって食べられるのか!!
食べたくないけど(笑)
やはりヒトデ、僕は食べられないな~。
とにかくここは
手作りとアナログ満載で
職員さんや水族館を支える方々の
温かみをひしひしと感じられます。
フェイスブックの紹介も
手描きですからね!!
こちらは、ごんずい(魚の名前)。
ごんずいの紹介も手描きですが、
素晴らしい事に英訳まで
付いているのですよ!
どんだけ優しいんだ~
なぎさ水族館!
小さな生物は虫眼鏡付き。
こちらは極小のクラゲ。
とにかく、
一人一人がじっくり楽しめる
仕掛けが満載なのが、
ここの凄いところ。
シャコについても
「あざといポーズ」(笑)や、
寿司ネタのシャコと、
実際のシャコを比較していたり、
しかも寿司の紹介ついでに
地元の名店「アロハオレンジ」の
ギャングステーキ丼の紹介があったりと
未知なる展開に
やられっぱなしですよ(笑)
水槽にいるエビの料理を
写真付きで紹介しています(笑)
「STU48 石田みなみさんの解説文」
このように書かれています。
「ドチザメのこども」の紹介で、
「おちんちん オスは二つある」
これも、
石田みなみさんが書いたのか?
めっちゃ気になりました(笑)
サイン色紙よりも
こちらの方がはるかに価値あるし、
興味が持てる気がします。
芸能人との付き合い方も
秀逸ななぎさ水族館ですね!
呼ばれた理由(わけ)
閉館時間が迫って来る中、
何気なく見たのがこちらの水槽です。
サンゴのような・・・
その時、妻の雄叫びが(笑)
「これ、昨日、世界ふしぎ発見!で見た!」
「繁殖が難しいサンゴって言ってた!」
僕はただただ、びっくり!
まさか妻がここで
興味を持つ生き物がいるとは
夢にも思っていませんし
妻がテレビで、
世界ふしぎ発見!を見ていた事も
全く知りませんでしたから。
なぎさ水族館では、
世界初で
ニホンアワサンゴの人工繁殖に
成功しているんですね!
不思議なご縁に
感動しながら動画でも撮影。
僕たちがなぎさ水族館を訪問したのが、
8月8日、
世界ふしぎ発見!で
ニホンアワサンゴを妻が見たのは、
8月7日の夜。
偶然と言うには、不思議過ぎます。
やはり必然的に「ここに呼ばれた」としか
考えられません!
タッチングプール
なぎさ水族館の目玉が
日本最大級のタッチングプールです。
「生き物は
つかまえない
持ち上げない
追いかけない
やさしく」
なんともほっこりする注意書きです。
「エイがケガしているので
さわらないでね」
こんな案内にも優しさと
思いやりを感じてしまいますね。
そうしているうちに
僕たちの前にやってきたのは、
張本人、ではなく
張本魚(笑)
ケガしてるエイ。
なんか語りかけて来たのでしょうか?
と思っていると
あ~閉館時間が来ました。
ありがとう、なぎさ水族館!