七木地蔵尊(福岡県久留米市)
室町時代の地蔵尊
室町時代の應永三年(1396)、
三代将軍、足利義満の時代に作られた
地蔵板碑を安置しているのが、
福岡県久留米市の
七木(ななき)地蔵尊です。
実はここ、お隣佐賀県みやき町の
千栗(ちりく)八幡宮からは
徒歩5分ほどの距離で、
神社とお寺、
セットで行くには持ってこいの
位置関係なのです。
千栗八幡宮の展望所から見た
七木地蔵尊。(黄色で囲んだ部分)
めっちゃ近いですよね~!
七木地蔵尊へ
千栗八幡宮をスタート。
佐賀県と福岡県の境の沼川。
福岡県側の桜並木はほぼ満開。
七木地蔵尊の入口横には、
一瞬土俵?かと思うような、
立派な休息所があります。
休憩中の人を演じているのは妻(笑)
見た目は学校の時計ですが、
最新技術の電波時計が
奉納されていています。
エントランス。
目をひくのが、
めっちゃ長いリーゼントになった松の枝。
七木地蔵板碑の案内。
冒頭に書いた、
室町時代の板碑であることと共に、
「戦国時代に龍造寺隆信が
戦勝祈願成就のお礼として
この像を対岸の千栗に移したところ
一夜のうちに立ち戻ったという。」
このような逸話も書かれています。
参拝
ここからは境内へ。
親切にも、参拝順路が明記され、
初見参の僕たちには、
有り難いおもてなしです。
御清め水(手水舎)。
横側には車椅子専用の
手水場まで完備され、
お寺さんの優しさに、つい感動!
香炉。
本堂。
ここに地蔵板碑はあります。
優しいお顔の地蔵尊に参拝。
素晴らしい陽刻と、
應永三年の文字に、
テンション上がりっぱなしです(笑)
この後は、順路に従い参拝。
ぼけ封じ観音。
観音様の前の
老夫婦らしき人物に
ちょっとユーモアを感じますね。
観音像。
しかし、写真には布袋さんだけが
見えています(汗)
地蔵菩薩、大黒様、エビス様達。
水子地蔵。
弁財天。
不動尊。
十三像。
地元の方らしき人が、
熱心に拝まれていたので、
僕たちは遠くから参拝。
本堂前にてツーショット。
最後に明治百年を記念した
庭園を見て、参拝は完了です。