二条城ガイドツアー(京都市)其の壱
初参加
ガイドツアーって聞くと
あ〜ガイドさんや他の多くの人に
気を遣いながら観光しなきゃという
イメージしか無い僕。
人と一緒にいるのが得意ではない僕は、
出来れば妻と二人だけで、
観光したいタイプです。
しかし、今回は、そんな僕でも
参加したいガイドツアーだったのは、
一年ほど前から会員になった
お城巡りが好きな人の集まりである
攻城団の団長(法人なので本当は社長だが
社長も会員も団長と呼ぶので団長表記です)
自らガイドをしてくれるという特別感と、
同じサイトの会員とその家族のみという
「身内的な安心感」があったからです。
それでも集合時間になり、
集合場所の東大手門に行く時に
団長や他の会員を見たときは、
どうしても緊張してしまいました。
そんな内気な僕のガイドツアー初体験を
今回と次回に分けて、綴っていきます。
東大手門へ
二条城の外堀を一周して、
東大手門に戻って来たのが
集合時間20分前。
ガイドツアーの予定にもあったように
団長は予定通り、東大手門に
赤い陣羽織を着て待っていました。
背が高いのと陣羽織の赤で、
団長だとすぐに確認出来ました(笑)
関東から九州まで広範囲から集まった
団員&家族たちが集合。
これだけの人が時間とお金をかけて
ここに集まるのは、
やはり「人」目的なんです。
お城が大好きでたまらないから
遂に会社にしてしまった(笑)という
団長のガイドツアーだからでしょうね。
僕たちの入城(場)は、
は団体専用の入口から。
なんか、修学旅行の気分で
これだけでもかなり楽しいです(笑)
東大手門前で、
早速ガイドツアー開始。
この東大手門の裏には、
こんな隠れキャラがあるのを
教えてもらいました。
街灯!
これだけが明治時代のものだそうです。
番所。
警護の武士が詰めていた場所で、
番所の遺構はかなり珍しいそうです。
城内側から見た東大手門。
左の赤い陣羽織が団長で、
ガイドの真っ最中なのに僕は
写真撮影に奔走しています(笑)
しかし、マイクのお陰で、少し離れても
説明は聞こえるのが、
このツアーの利点の一つかも知れません。
案内図。
見事な凸の形の二条城敷地ですね!
実は徳川家康が作った時は凸の
下半分の□だったのを、三代将軍家光が、
妹が嫁いだ、後水尾天皇の行幸の
準備として、なんと三年もかけて、
上の少し小さい□の部分を足し、
天守の場所も変え、
天皇の行幸御殿も作り、
二条城は創建当時に比べかなり
大規模になったのです。
と
こんな事をガイドツアーで聞きました(笑)
そして、次の見どころ、
唐門へと進みます。
途中、東南隅櫓の城内側も見えます。
そして、ここが有名な唐門。
団長の説明は詳しくて、
しかも分かり易く、
二条城を何にも知らなかった僕にも
すぐに理解出来ることばかり。
知識をひけらかすのではなく、
膨大な知識を赤ちゃんに物を
食べさせるようにしっかり噛み砕いて、
素人の僕が飲み込み易く
してくれる感じなのです。
唐門の正面。
ちょっと離れて撮影。
近影。
門の向こうには二の丸御殿が見えています。
豪華絢爛な装飾。
門の天井は格天井(ごうてんじょう)で、
本当に眩しく(笑)素晴らしいです。
高倉健主演の映画の主題歌にもあった、
唐獅子牡丹の彫刻。
何故唐獅子と牡丹の組み合わせなのか?
それは、獅子は恐いものは無いのですが、
ただ一の弱点は、体毛の中に住み着いている虫。
この虫が皮膚を突き破って肉までも
食べてしまう恐ろしいものなのです。
この虫の弱点が、
牡丹からしたたり落ちる夜露。
なので、牡丹の下が獅子にとっての
安住の地という訳。
だから唐獅子牡丹なのです!
これも全部ガイドツアーで、
聞いた事ですが(笑)
唐門の裏側(二の丸御殿側)
こちらにも細やかで豪華な彫刻や
装飾が惜しげもなく施されています。
そして、唐門をくぐると
二の丸御殿です。
国宝だけど「城郭」ではなく「近世以前/住宅」
に分類されていて、
家康の築城時はこけら葺きだったとか、
全部で33部屋あるとか、
狩野探幽などが書いた襖絵3600面のうち
1061面が重要文化財だとか、
話しが盛りだくさんで凄過ぎですよ(笑)
二の丸御殿定番写真。
御殿へは向かって右側の
団体入口から入ります。
うわ〜こんなにあるんですね!
観光客が多いだけあって、靴を脱ぐ場所も
半端なくたくさんあります。
二の丸御殿の中は撮影禁止なので、
写真はありません(笑)
ここで、二の丸御殿バックに
ツーショット。
いや〜まだ半分くらいなのに
内容が盛りだくさん過ぎて、
書ききれないものが多くありますが、
本日はここまで(笑)
次回は二の丸庭園からの散策です。