大御神社(宮崎県日向市)中編
神様のリゾート地
大御神社と周辺を散策していると
ここは神社というよりも
リゾート地の気分になってきます。
南国の青空、
荒々しくも美しい日向灘、
数々の奇岩群、
打ちつける波の音、
日向(ひゅうが)という言葉の響き、
きっと大御神社は、
御祭神である天照皇大御神の
別荘なんでしょう(笑)
海へ
御社殿向かって右端には
海岸に降りられる梯子が
設置されています。
木の梯子の右横には
寄進者の名前が並んでいますね。
神社は常に氏子の存在によって
成り立ち、また、整備されることが
良くわかります。
寄進された方々に感謝しつつ
階段を踏みしめ海へと向かいます。
1500万年の歴史を刻む柱状節理と
近代(中世?)の石垣とがミックスされた
土台の上に鎮座する御社殿。
この光景、どこかで見たような…
そうです、ここでした!
福井県坂井市三国町の観光名所
「東尋坊」(とうじんぼう)
ここも大御神社と同じ、
1500万年前の溶岩が織りなす
柱状節理の宝庫です。
絶景とともに妻の姿も撮影。
境内に戻ってツーショットも完了。
ここからシンプルな境内の
南に向かって次の見どころを目指します。
白砂だけで境内社や
石碑など何も無いのが、
この神社の素晴らしいところ。
神社の南端に到着。
ここは、約五千年前の
縄文時代の古代遺跡で、
龍神伝説の地。
こちらは龍の目玉、いや、
龍神の霊(たま)。
縄文人がここで祭祀を
行なっていた姿を想像すると
一挙に五千年をタイムスリップ出来ます。
そして、目玉(笑)のすぐ上にあるのが、
「さざれ石」
この磐座は、君が代に詠われている
「さざれ石の巌」だそうです。
多くの神社でさざれ石を見てきましたが、
今までで、間違い無く
一番大きいものでしょう。
龍神の霊(たま)とさざれ石(磐座)。
そして、ここは航空自衛隊の
新田原基地に近く、
上空はジェット戦闘機の訓練場所で、
飛行機雲がいく筋も出来ています。
古代祭祀と最先端技術のコラボ(笑)
目指すのはどちらも平和と安寧かな?
柱状節理とさざれ石の分岐点。
確かに左に比べ、
右側は小さな石のかたまりですね!
海側から見た磐座。
御社殿からかなり遠くに来ました。
この波はサーファーにとっては、
かなり?嬉しい波でしょう(笑)
龍神の霊(たま)と同じように
丸まった大きな岩を発見!
ひょっとするとここも
何かの祭祀跡かも知れません…
なんかこんな気分です(笑)
飛行機雲と溶岩と妻(笑)
この風景は、
ちょっとした景勝地ですね!
ここからは神社境内全体が
動画撮影できました。
やはり「何も建っていない」のが
そそる(笑)大御神社だというのが、
良くわかります。
さて、境内入り口へ。
この神社をコーディネートしたのは
どんな方なんでしょう?
とにかく清々しいのひと言で、
海と岩の自然が作り上げた景観を
全く壊していないのが本当に凄い!
この後は境内の外にある境内社を
参拝します。