東尋坊(2017年福井の旅)(三国町)

 

東尋坊という地名の由来

僕が東尋坊(とうじんぼう)という

地名を知ったとき、同時に知ったのが

自殺の名所だということ。

もちろん断崖絶壁だから飛び込むには、

お手頃?だということもあるでしょう。

しかし、実際に行ってみて、

東尋坊という地名がついたいきさつを

知るに及び、

「なるほど〜さもありなん!」

という気持ちになったのです。

事が起きたのは、平安時代末期。

当時、平泉寺(今の平泉寺白山神社)の

東尋坊という名前の僧と

同僚の真柄覚念(まがらかくねん)が、

「あや姫」という娘をめぐって

恋の火花を散らしていました。

その恋敵である東尋坊を真柄覚念は、

1182年4月、数十人の僧と一緒に

東尋坊(地名)の崖に誘い、酒に酔わせ、

そして、海へ突き落として殺したのでした。

共犯者の僧も数人東尋坊に道連れにされ、

その後、海は荒れ、真柄覚念も

死んでしまいました。

東尋坊(人名)は粗暴で、

手がつけられなかった人物と

言われていますが、

僕の見解では、それは殺したことを

正当化する後付けのような気がします。

東尋坊の無念と恨みを持った魂は平成の

今にもここにあるかも知れません。

東尋坊が海の底から

「悲しいよ…寂しいよ…

誰か一緒にいて…」

そんな呼びかけに応じてしまうのも

なんかわかる気がします…

東尋坊へ

雄島から車で数分、

東尋坊に到着です。

天然記念物名勝東尋坊の案内。

石碑も建っています。

至る所に「名勝 東尋坊」の

オブジェがあります(笑)

案内板。

この地形を平面図で表したもの。

こちらは海側から見た東尋坊を、

3Dで表したもの(昭和版の3D?笑)

それにしてもリアルで分かり易いですね!

ドローンも無かった時代、

よくぞここまで作ったものです。

東尋坊。右端には雄島が見えています。

ここは、写真よりも動画の方が

その凄さが伝わりやすいので、

YouTubeにアップしてみました。

まずは、東尋坊の全体像です。

そして、次に1200万年前に

出来上がったという柱状節理のアップ。

自然が作り出すものって、

人知の及ぶところではないこと

改めて思いますね!

そして、日が暮れかかり

夕陽の時間に。

やった〜!

雲も切れて、

日本海に沈む夕陽が

見られました〜!!

あとは、ツーショット…

あっ!忘れた〜(汗)

今日の衝撃

やはり自殺の名所でした…

この文字が目に入ればいいのですが…

 

  関連記事 - Related Posts -

 

  最新記事 - New Posts -

 

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください