大内神社(岡山県備前市)
見逃し
旅のブログを書いてみると
訪問先で多くのものを
見逃しているのに気づきます。
今回見逃したのは、
大内神社境内隅の一里塚。
香登(かがと)一里塚と言い、
江戸時代、
町の南北二箇所にあったうちの一つで、
なかなか貴重なものです。
次回があるか否かは
神のみぞ知る(笑)ですが、
ご縁があればいつか見られるでしょう。
大内神社御社殿へ
大内神社という名前からして、
山口県の武家、大内氏との関係を
思い浮かべてしまいましたが、
それとは全く関係はありません。
大内神社のFacebookによると
御祭神は、大山祇神、木花佐久夜姫神、
大市比売神、大香山戸臣神の四柱です。
社頭では新年に向け、
神門の修復中でした。
神門をくぐると(通行止めですが)
こんなユニークな狛犬が迎えてくれます。
明治時代のもの(だったと思う)ですが、
いきなり参拝者を笑顔にしてくれる
この石工さんのセンス、抜群です!
左右の燈籠は、
明和六年己丑(つちのとうし)、
西暦でいえば1769年の寄進です。
何故か今回の岡山旅行では、
丑年寄進の燈籠や狛犬に
遭遇する機会が多いような・・・
随神門。
随神門をくぐると
石垣の上に拝殿が見えてきます。
白壁が美しいエントランス。
拝殿にて参拝。
唐破風の全面には、
小槌など、素敵な彫刻が施され、
ここでも参拝者を楽しませてくれます。
また、
真ん中の円に描かれている文字?
アルファベットやハングルにも見えますが、
そうではなく、
何を意味するものかは、
未だに謎のまま・・・。
拝殿左側から渡殿(幣殿)、本殿へ。
渡殿。
岡山では一般的に
幣殿の位置にある建物を
渡殿と言う場合を多く見かけます。
本殿は檜皮葺。
お隣、瀬戸内市鎮座の
ここでは「大」の文字が檜皮で作られています。
大内神社では、
石段で本殿の後ろに登れるので、
こんな俯瞰撮影も楽しめます。
拝殿前でツーショット。
境内社
ここの境内社は盛りだくさん(笑)
本殿左手前の総神社。
本殿向かって左上に鎮座する天神社。
本殿真裏、ちょうど屋根と同じ
視線の位置に鎮座する金刀比羅宮。
参拝して振り返るとこんな光景です。
本殿屋根の先には、
新幹線の高架が見えていますね。
実際に新幹線が通れば、
本殿の上を新幹線が走る
面白い画像が撮れるかも?(笑)
本殿向かって右側の八幡宮。
八幡宮の右手前に鎮座するのは、
左から、
荒神社、稲荷神社、須我神社。
そして、
この神社群の石段下の狛犬に注目。
こちらも社頭で出会った狛犬に
負けず劣らず、独特なお顔、
さらに・・・、
ダックスフントのような超胴長(笑)
とにかく
おもてなし度抜群の
大内神社さんなのですが、
これで終わった訳ではありません(笑)
左、大酒神社、
右、牛神社。
虫除神社。
香登招魂社。
随神門左隣の稲荷神社。
まるで本社なみの規模ですね。
拝殿。
参拝。
本殿前でも参拝。
阿形の備前焼狛狐。
吽形。
少し後ろにはもうひとつ、
備前焼狛狐がいますので、
ここでは左右、1.5対の
狛狐ということになります。
今日の注目
妻の一言、
「あれ、龍みたい!」
本殿の注連縄の一端ですが、
確かに龍の頭や目に見えますね!
意識してこうなったのか、
それとも偶然か?
きっと神様がそうしてくれたんでしょう!