復興支援バスツアー(福岡県朝倉市)後編
朝倉のイメージ
朝倉と言って思い浮かべるイメージは、
昨年の大水害を除けば、
多くの方が「三連水車」ではないでしょうか。
その多くの方々は、
ほぼ知らないのが、
僕にとって朝倉のイメージ。
「巨木と神社の宝庫」(笑)
朝倉は7世紀、
あの有名な白村江の戦いがあった時、
斉明天皇とその皇子であった
中大兄皇子(後の天智天皇)が百済救援のため
滞在し、「朝倉橘広庭宮」
(あさくらのたちばなのひろにわのみや)
を作り戦争に備えた場所で、
ここは「木の丸殿」と言われ、
恵蘇八幡宮が鎮座する御陵山は、
現在その比定地の一つとなっています。
斉明天皇はその時、
ここ朝倉で崩御されのですが、
とにかく朝倉という土地は
歴史的にも奥が深く、まだまだ
未知の世界が広がるところ。
そんな未知の朝倉に踏み入れたのが、
今回のバスツアーでした。
「時季のくら」へ
バスは、僕たちが去年の夏、
東峰村に行った時にはまだ
通行止めだった道を通って、
朝倉市に向かいました。
その道中の景色は、
今でも「道だけが出来た」状態で、
誰も住んでいない家や、
形が変わってしまった
川岸、山肌などで、
復興という言葉は、全く使えない
災害の傷が癒えるのは、いつの事なのか
正直見当もつきませんでした。
写真を撮るのは、憚られたので、
写していませんが、
心にはしっかりと刻んできました。
ここには酢を造る工場と、
その会社が経営するレストランがあり、
食事の前にまずは工場で、
酢味噌造り体験をさせていただきました。
本社は大川市だそうです。
自分で、酢と味噌と柚子などを調合し、
オリジナルの酢味噌が出来、
家に帰って早速、バーニャカウダで
食べて、大満足(笑)
体験が終了し、腹ぺこの僕たちは、
隣のレストランへと移動。
ビネガー(酢)レストラン。
エントランスの雰囲気は
新緑でまぶしく素敵ですね!
入口もお洒落。
入口左手のレストラン棟。
なかなか洗練された、
ちょっとしたリゾート地にも
見えます。
中に入って入口方面を撮影。
酢関係の商品がズラリ置かれています。
レストランの内部もお洒落。
僕が座った席からの眺め。
内部から見た庭も
実にいい雰囲気です。
ここにソファーベットを置いて、
日光浴でもしたら最高かも?(笑)
そして、メニュー表。
コースのメニューではなく、
使用食材やどんな「酢」が使われているか
そんな説明書きになっていました。
そして、ここでの体験は、
オリジナルドレッシング作り。
ここが体験コーナー。
材料がたくさん書いてあります。
僕はめんどくさくなって、
テーブルに置いてあった、
ビン入りのドレッシングを
サラダにかけましたが…(笑)
これは試飲用の「飲む酢」。
撮影をしていたら
コースの一品目が登場!
左は飲む酢のグレープ。
右は、前菜。
前菜、どれも素晴らしかったのですが、
真ん中の、古処鶏(こしょどり)は
特に美味しかったです。
サラダには、
既成のドレッシングをかけて(笑)
次はメイン。
焼いた豚肉を酢麹で食べます。
個人的な意見ですが、
肉は酢じゃない方がいいかな?(笑)
鮎のちらし寿司。
これはなかなかの逸品ですよ!
そして、デザート。
幻の黒砂糖と言われる、
「三奈木(みなぎ)砂糖」で
作られたパンナコッタ。
デザートにも黒酢が使われていて、
まさに酢三昧のコースでした!
ただ、ここで僕が注目したのは、
「三奈木」の三文字。
三奈木と言えば、
以前参拝した三奈木神社。
そうか〜あの神社の神様が、
僕をここに呼んでくれたのか〜
なんて、思ったりして、
ひとり密かにほくそ笑んでいました(笑)
ホットコーヒーで〆。
あ〜満腹、大満足!
酢の工場とレストランの全景。
「三連水車の里あさくら」へ
お洒落な料理と、
心癒される空間での食事を終えて、
バスは最終目的地、
三連水車の里あさくらへと向かいます。
昨年土砂と流木で、大きな被害を受けた
この場所が、今では、普通通り営業しています。
…と思ったらそうでもないような。
水害のパネルが展示してあります。
これだけでも普通の場所でない事が
肌で感じられますね。
映像でも紹介されています。
そして、現実にも…
この先に三連水車があるのですが、
工事の車両も入っていて、
今は立ち入り禁止。
ズームで撮影すると水車が見えます。
工事の方々、ありがとう!
店内にはこんな表示が。
僕は下のポスターに大注目!
まさにこのブログを書いている本日、
6月17日、水車が復活するのです!!
そして、奇しくも僕の50代最後の誕生日。
僕と朝倉との関係は、なにか見えない赤い糸、
いや普通の糸(笑)で、
繋がっているのかも知れませんね!
朝倉のお土産
たかな炒飯。
これとご飯と玉子だけで、
たかな炒飯が手軽に出来るというもの。
テレビで紹介されていたので、
朝倉に行ったら是非買おうと
予定していたもの。
最後の二つだけが残っていましたとさ(笑)