臨済寺(静岡市)太原雪斎の墓

もてなされる喜び
修行のお寺ということで、
年2回のみ特別公開される臨済寺。
拝観者にも厳格なお寺なのかと思いきや、
その真逆で、
有難いことに拝観料は無料だし、
写真撮影も自由だし、
尚且つお坊様達は、
みなさん笑顔で出迎え、
親切な案内もしてくださり
お寺の拝観にも関わらず、
何だか「もてなし」を受けてるような
そんな気分でした。
年に2回の公開日だから
その日に向けての準備も
大変な事だったでしょうに
臨済寺の皆様には、
ただただ、感謝しかありません。
今川神廟
再び境内に出て今川神廟へ。
鐘楼を通過。
歩道の両脇は、
白砂を敷き詰めた庭が設れら、
身も心も浄化される気分です。
石段。
神廟の向かいの庭。
今川神廟に到着。
猫ちゃんのお出迎え!
大河ドラマ「麒麟がくる」で、
今川義元が猫を抱いていたシーンと
何か関係しているのかな?(笑)
参拝。
今川義元公(左)と
兄の今川氏輝公(右)の五輪塔。
太原雪斎の墓
臨済寺の方丈裏手の山あいに位置する
太原雪斎のお墓の場所がよく分からず、
神廟近くを通りがかったお坊様に
場所をお聞きしたところ、
「お墓までは一緒に行けなくて
申し訳ありませんが、
お墓がわかる場所まで、
ご一緒しましょう」
とめっちゃ優しいお言葉が
返ってきたのです!
こんなお言葉をいただけ、
臨済寺の公開日に合わせて、
福岡から飛んで来て、
ホントに良かった〜
などと喜びに浸っていました(笑)
お坊様曰く、
「あの白い塀の見えるところに
お墓があります」。
お〜見えますね、白い塀と墓石が!
場所は完璧、
あとは登って行くのみです。
古いお墓群のエントランス。
太原雪斎の墓に到着。
「寶珠塔」と刻まれています。
参拝。
今川義元の軍師として、
若き徳川家康の師として、
大きな功績を残した太原雪斎さん、
今の日本へ紡いでくれて、
本当にありがとう!
今川氏輝の墓
次に今川義元の兄で、
24歳で急死した氏輝のお墓へ。
「今川氏輝公之墓」の標柱があり
迷うことはありません。
両脇は家臣の墓でしょうか・・・
参拝。
中村一氏の墓
お墓参りのラストは、
小田原攻めの後、
家康に代わり、
豊臣大名として駿府城主となり、
関ケ原の戦いまでの10年間、
ここで主となっていた
中村一氏のお墓です。
一氏さんのお墓は、
氏輝さんのお墓の先になります。
参拝。
ここでいきなり
妻がお供えを指さして雄叫びを(笑)
「あれ見て、金鯱よ!」
お〜愛知を感じますね!
しかもシジミ蝶がとまっています。
シジミ蝶は妻のお母さんの化身、
お酒が好きだったお母さん、
ここで一杯やりながら、
歓迎してくれたのでしょう!
そして、
僕たちはこの半年前、
中村一氏が居城としていた
大阪府の岸和田城を訪問していますので、
なんとなく岸和田城との
ご縁を感じてしまいます・・・
こちらは岸和田城訪問時に撮影した
天守と庭園です。
一氏さん、
ここに住んでいた時、
まさか自分が徳川家康の本拠地、
駿府で一生を終えるとは、
夢にも思っていなかったでしょうね・・
中村一氏のお墓の左手前、
一氏夫人の「ひさ」さんに参拝。
なんと妻のお母さんの名前も
「ひさよ」で「ひさ」さんなので、
先ほどのシジミ蝶、
間違いなく「ひさ」繋がりで、
お母さんが来てくれた事確定です(笑)
山門前へ
臨済寺でのメインイベント(笑)
「墓参り」を終えて、
山門前へと戻ります。
墓域頂上からは
静岡市内が一望できます。
もうすぐ山門。
最後はこれしかありません(笑)