佐太(さだ)神社(島根県松江市)
神在月の重要な神社
神無月と呼ばれる10月、
出雲地方だけは、逆に神在月と呼ばれ
全国から神様が集まる月となっています。
その中でも重要な神事を行なうのが、
出雲大社、万九千神社、そして、
ここ佐太神社なのです。
初日、雨が降ったことにより
この三社を今回の旅で、
すべて参拝する事になったのは、
出雲の神様の思し召しかも知れませんね!
佐太神社へ
美保関から車で40分ほどで、
佐太神社の駐車場に到着します。
綺麗に整備されています。
昔の社号標「佐陀大社」。
参道の途中にある石碑。
江戸時代、清原太兵衛という方が、
佐陀川開削の大事業を成し遂げた
功績をたたえるものです。
そして、次はこの大燈籠。
参道からは建物の裏になって
目立たない場所にありますが、
「安政六年」の建立のようで、
何かご由緒書きがあるのかと
回りを歩きましたが、
何もわからず…
奥の建物で遮られて、
参道からはあまり見えないので、
ちょっと勿体ない気もします。
この界隈は多くの遺跡もあります。
神社遠景。
凄いですね。
今僕たちが立っている場所は、
なんと弥生時代の遺跡が膨大に
見つかったところでした!
佐太神社のご由緒。
珍しく狛犬は吽形が右側です。
左側の阿形。
振り返ってみると
かなりシンプルな参道なのが
よくわかります。
手水舎。
一枚岩の手水鉢。
随神門。
随神は阿形が右側で、
狛犬とは違って標準?ですね。
それにしても
この目と口の開き具合、
何かに驚いているような(笑)
向かって左側、吽形の随神。
大社造りの本殿が三つ並んでいるのは、
ほんとうに壮観ですネ!
まずは、正中殿(真ん中)から参拝。
佐太御子大神(猿田彦)、
伊弉諾尊、伊弉冉尊、
速玉男命、事解男命にご挨拶。
神紋は扇です。
次は、南殿。
素盞嗚尊、
秘説四座(ひせつよんざ)に
ご挨拶。
秘説四座ってどなたでしょうか…
神紋は亀甲。
次に北殿。
天照大神と瓊々杵尊(ににぎのみこと)の
おばあちゃんとお孫さん神様にご挨拶。
(瓊々杵尊の祖母が天照大神)
神紋は○二つ(笑)
何と言うのかがわかりません。
南側の境内社。
北側の境内社。
宮司さんらしき人が、
作業の方と話しています。
右が「舞殿」
この神社の玉砂利が敷き詰められた
シンプルで、ごちゃごちゃしていない
洗練された素晴らしい雰囲気、
どこかで見たような…
あ〜宮崎県日向市の
大御神社ですね!
そんな思いも抱きながら散策。
反対から本殿とともに舞殿を撮影。
舞殿は、ユネスコ無形文化遺産の
出雲流神楽「佐陀神能」が
公開される場所です。
島根県は石見神楽といい、
神話の県だけあって、
神楽が盛んなようですね!
次は…
ツーショット。
僕の驚いた顔、阿形の随神様の表情に
ちょっと似ているかも(笑)
そして、社務所で御朱印をいただき
参拝は完了です。
伊勢の神宮風の御朱印。
文字を書かないのが、
神社としては正式という
神職さんもいます。