泉頭城・柿田川公園(三島市)後編
北条氏の城
泉頭城跡が、徳川家康の
隠居所候補になる25年ほど前、
ここは北条氏が、
領国西側の防衛線にしていた城でした。
天正十八年(1590)に行われた
豊臣秀吉の小田原征伐時、
北条氏は泉頭城を焼き捨て、
より東側の韮山城、山中城へ
防衛線を後退させています。
訪問のきっかけは、
「家康さん」でしたが、
実は、「北条さん」に
導かれていたという泉頭城です(笑)
散策後半
柿田川公園として整備された
泉頭城跡は、
実に気持ちいい~場所です。
前編で書いたのが、
第1展望台、第2展望台。
その後は、芝生広場~貴船神社
~湧水広場~舟付場~木製八つ橋と
巡って、駐車場へと戻ります。
貴船神社
第2展望台の湧水の美しさに
心癒やされた後は、
貴船神社を目指しますが、
その途中に見えてきたのが、芝生広場です。
芝生広場。
お城の遺構は、
あまり確認出来ませんが、
この広場は曲輪の一つでしょう。
この公園には、
至るところに案内表示があり、
迷うことなく散策出来ます。
「貴船神社」の案内。
石碑の上を見ると、
「富士山」の形ですよ!
いいですね~
地元愛溢れたデザイン、
テンション上がります!
そして、
神社名から想像できるように
京都に鎮座する水の神様、
貴船神社からの御分霊で、
祈雨、止雨だけでなく、
縁結びの神様でもあるようです。
一の鳥居。
参道・・ですが、
ニックネームも付けられています。
「えんむすび通り」と刻まれた石碑。
「おむすびに手をふれて
良いご縁が結ばれますように」
上の丸っぽい2つの物体は、
おむすびだったのか~!
「えんむすび=おむすび」
神が宿っているというお米を
むすぶことで出来る「おむすび」。
間違いなく、
最強のご縁結びになるはず!
「おむすび」の使用方法(笑)
「石碑の上の紅白の丸い石
「おむすび」に触れると
良縁に恵まれると、
言われております。」
こう書かれています。
「触る」というご利益GETの方程式、
ここでも鋭意健在ですね。
こちらも縁むすびスポットの
おみくじ&絵馬掛け。
「ここにおみくじを「おむすび」ください」
な~んて
ついダジャレを考えてしまいます(笑)
お手水も湧き水(多分)
二の鳥居。
参拝。
貴船神社の鎮座地は、
この城跡では一番高い場所、
本丸的なものだったかも知れません。
湧水広場
次に湧水広場へ。
案内。
階段を下っていき、
振り返ると・・・
なんか城跡的な雰囲気です。
堀切だったかも?(確証は無し)
湧水広場に到着。
真冬(1月10日)というのに
この日はポカポカ陽気で、
水が涼しげでいい感じです。
案内には、
「ぽこぽこ湧き間」
「砂を巻き上げ湧水が湧き出す
「湧き間」を再現しました」
このように書かれています。
ここで記念写真完了。
舟付場(湧き間)
再現された湧き間を見たあとは、
本物の「湧き間」へ。
ここは製紙会社が使用していた
2つの古い井戸の跡ですが、
今でもめっちゃ水が湧いています。
八つ橋
「八つ橋」とは、
湧水広場から公園駐車場近くまである
柿田川公園の散策路の名称です。
川の上に設けられた木の橋で、
景色を眺めるのに
実に有り難いものなのです。
川の上(空中)からの景色。
川鵜もまったり・・・
八つ橋と柿田川。
ここから駐車場へ。
これにて、
泉頭城・柿田川公園の散策は完了です。