尻屋崎灯台(青森県東通村)眺望編
現存灯台
明治政府に雇われたイギリス人技師、
リチャード・ブラントン。
「日本の灯台の父」と称され、
150年以上前に点灯した
和歌山県の樫野埼灯台から始まり、
彼の遺した「作品」の多くは、
今もなお現役で日々船の航行を
見守っています。
勿論、その耐久性は、
レンガや石を積んだり、
施工した日本の職人さんの技術も
凄かったという事でしょう。
そんなご長寿の灯台達ですから
お城の「現存天守」ならぬ
「現存灯台」と
命名しておきましょう(笑)
過去の旅でも、
彼の作品に触れてきましたが、
本州最北端の青森県、
尻屋崎灯台の展望所からは、
太平洋、津軽海峡、
そして北海道までが一望でき、
期待以上の素晴らしい逸品でした。
展望所から
「のぼれる灯台」
灯台のパンフには、
こんな表現がされています。
螺旋階段を128段登って
到着した展望所からは、
言葉も出ないほどの
絶景が広がっています。
展望所西側の風景。
お〜すんばらしい〜(笑)
西北側。
下北半島の北側もくっきりと
分かりますね。
北側の海の向こうには
北海道函館市も見えています。
ちょっとピンボケしてますが(汗)
西側から北東までを動画で撮影。
東側、
太平洋の景色もたまらんな〜!
南側。
東側から南西までを撮影。
構造見学
展望所からの絶景を堪能後、
階段を降り出口へ。
階段、なかなか渋いな〜!
窓からの景色も乙なもの。
なんか、映画の世界というか、
油絵にも見えますね!
何故か目覚まし時計が置かれています。
夜勤の人用?・・まさか!(笑)
地上に降りた先にあるのが緑のドア。
「灯台の構造が二重のレンガ積に
なっているのをご覧いただけます。」
この文言に思わず中へ。
「のぞき穴」へ(笑)
設計者のブラントンさんは、
イギリス人なので、
てっきりレンガの積み方は、
長いのと短いのを
交互に積んでいく、
「イギリス積」かと思いきや、
そうではなく、
「イギリス積改良型」みたいな、
長いレンガ三段と短いレンガ一段の
構成となっています。
この方が強度が稼げるのかな?
手前が内側、
向こう側は外壁の二重構造が
よく分かります。
外から見ただけじゃ
こんなこと分かりませんから
貴重な体験ですね!
石碑など
さて、灯台から外に出て
最初にやるのは・・・
これしかない(笑)
この後、
南側の石碑などへと向かいます。
「本州最涯地尻屋崎」の碑。
二つの石碑。
右側の石碑。
こちらは裏側でした(汗)
いかに興味が無かったかという
証拠かな?
こちらは表から・・
「砂防林記念」と書かれていますが、
石碑より気になって仕方ないのが、
ここからの景色です(笑)
やっぱり絵になりますよ!
動画でも撮影。
カモメたちも
歓迎してくれたみたい(笑)
感動ばかりしていたら
お腹が空いたので、
食事処へ・・・
二人とも
「ホタテラーメン」の気分だったので、
あれば食べようということで、
メニューを確認。
残念!ホタテラーメンは無し・・・
ということで、
空腹のまま(笑)恐山へ向け出発。