染井の井戸(福岡県糸島市)
駐車場問題
たかが駐車場、されど駐車場・・・
僕が旅していて、
とても見たい場所なのに
駐車するスペースが
近くになくてあきらめたケースが、
何度もあるというのは事実です・・・
小心者なので、
「ちょっとだから路上でいいや」
とはならない僕の性格(笑)
ご近所の迷惑になるくらいならば、
観光をあきらめてしまうのです・・・
あと少しで、
そんな一つになりそうだったのが、
今回の染井の井戸でした。
染井の井戸とは何なのか?
ここに駐車場はありませんが、
案内板があったのはラッキーでした。
三韓征伐の前、
神功皇后の夫、仲哀天皇が亡くなり
兵士一同悲しみと戦いの疲れで、
士気が落ちたところに
神功皇后は自らも男装し、
真新しく白い仲哀天皇の鎧を出し
兵士たちの前で、湧き出る神水に
鎧をつけて、もし赤く染まれば勝ち戦だと
「誓約(うけい)」をしたところ
真っ赤に染まり、
士気は大いに上がって
三韓征伐に向かったというお話です。
その赤く染まった鎧を掛けて干したのが、
染井神社の本殿裏に保管されていた
「鎧掛松」でした。
その神水の流れをくむのがこの井戸で、
昔から大切にされてきているそうです。
井戸
駐車場が無いという問題の前に、
染井の井戸の前は極細の道(汗)
何とかすりぬけるとその先に、
「停めてもいいかな?」
という畑の跡的なスペースを見つけ、
何とか「スルー」だけは回避出来ました。
駐車したあと少し戻る感じで
染井の井戸を横目に見て
正面に回ります。
エントランス。
さて、入ろうと思った矢先、
階段上った左の石柱には、
「けがれの者は入るな」
と、
刻まれているではありませんか!
少し考えて?
「けがれているかも知れない者」
として入ってみました(笑)
神社ではないものの
鳥居までがあって神域感満載です。
ひょっとすると、ここは
染井神社の境内地かも知れません。
歴史を感じさせる
扁額の文字は確認出来ず・・・
二重の石玉垣と注連縄で、
警戒も厳重です。
「御井」の文字でしょうか、
井戸の前には、
かなり古い石柱が建っています。
長年、地元の方々に
大切にされてきたのが、
よくわかります。
覗いて見ましたが、
草が生えていて中は見えず。
しかし、この中には、
間違いなく神水はあるはずです!