藤本壮介展・太宰府天満宮仮殿の軌跡

 

一体化

藤本壮介展、

正直、ぶっ飛びました・・

何がぶっ飛んだかというと、

藤本氏の仮殿への没頭ぶりです。

藤本氏の魂は仮殿と

一体化したのかも知れません。

藤本氏が神様との心の交流並びに、

激しい格闘をした末の「結晶」が、

太宰府天満宮の「仮殿」なのです。

建築や設計など全くのど素人の僕が、

藤本壮介展を体験して強く思った事・・

それは、

「大阪万博で藤本氏設計の

大屋根リングを思い切り体験したい!」

です(笑)

妻も僕と全く同じ気持ちで、

興味がなかった大阪万博ですが、

いきなりチケットを

買ってしまいました!

大屋根リングに頬擦りして(笑)

藤本氏の魂に触れられる事、

楽しみにしています。

パンフレット

まずはパンフから。

表面。

素晴らしいですね!仮殿。

裏面。

藤本氏のプロフィールや

デザイン提案のための模型など。

模型には感銘を受けましたが、

実際に「もの」を見ると、

また格別な気持ちになれます。

藤本壮介展

宝物殿のエントランスの壁には、

仮殿の大きな写真があります。

御本殿の工事開始前に

撮られたものでしょう。

「仮殿」と「御本殿」の共演という

レアな風景ですね!

会場へ。

「ごあいさつ」

「このたび太宰府天満宮宝物殿では、

「藤本壮介展ー太宰府天満宮仮殿の軌跡ー」

を開催いたします。

太宰府天満宮は、

御祭神 菅原道真公(天神さま)が

ここ太宰府の地で薨去されてから

1125年の節目にあたる

「菅原道真公1125年

太宰府天満宮式年大祭」を

令和9年(2027)に控え、

重要文化財「御本殿」の124年ぶりの

大改修のため、

令和5年(2023)5月より参拝の皆様を

「仮殿」にてお迎えしております。

改修に要する約3年間の天神さまの

お住まいとしての「仮殿」の設計を、

現代を代表する建築家 藤本壮介氏率いる

藤本壮介建築設計事務所に

依頼いたしました。

菅原道真公の御墓所の上に創建された

唯一無二の天神信仰の聖地としての

太宰府天満宮。

その歴史と伝統に、

現代建築がどう応えられるのかという

大いなる問いに藤本氏が対峙した証としての

「仮殿」は、未来を志向する

独創的な佇まいとなり、

訪れる人々を魅了しています。

本展では、

「仮殿」が実現するまでの軌跡を、

初展示となる図面や模型、

写真を通して辿ります。

季節の移ろいとともに多様な植物で彩られる

「浮かぶ森」を戴いた「仮殿」へのご参拝と

合わせて、ぜひお楽しみください。

太宰府天満宮」

こちらは先に参拝した仮殿です。

周囲の森と一体化した、

まさに「浮かぶ森」ですね!

会場全景。

この天井の曲線が、

なんだか仮殿の優しい姿と

シンクロしていて、

いきなり心が落ち着きます。

そしてここからが、

藤本壮介氏、魂の葛藤の軌跡です。

ラフスケッチ。

これが最終案でしょうか?

別案。

社叢と一体化したイメージ図かな?

これだけでも

仮殿の雰囲気が、

めっちゃ伝わってきますね!

次に壁の写真へ・・・

これは凄い!!

ちょっとづつ違うデザイン案が

200種近くもあるのですよ!

球体や四角のもの・・

通常の御社殿に近いものや

ジャングルジムみたいなもの・・

無機質なもの分割された形のもの・・

小さい写真なので、

一部を拡大してみます。

木立風デザイン。

ジャングルジムデザイン。

近代的デザイン。

木造の球体デザイン。

森が載ったタイプ。

同じく森が載ったタイプ。

前衛的タイプ。

僕も妻もこれを見て

藤本壮介ワールドに(笑)

引き摺り込まれてしまい、

ここからはただただ、

口をぽか〜んと開けて、

その凄さを体感するのみです。

模型群。

絵を起こしたら、

次は立体化して、

細部を検討されたのでしょう。

この全てが仮殿への軌跡・・

別角度から。

これだけのアイディア、

どんだけ創造力豊な方なのでしょう!

次に最終案に対しての

「細部の検討」です。

あらゆる角度からの考察。

賽銭箱の形の検討も

何十種類もされて、

間違い探しをしているみたいです。

ほぼ同じに見えますが、

全部違うのですよ!

ここまでこだわったものを

「さり気なく」参拝者に見せるのは、

簡単に出来る事ではないでしょう。

ただただ、

素晴らしいとしか、

言葉が見つかりません。

施行中の写真。

設計図の一部?と模型。

回廊と御本殿、仮殿部分を拡大。

草木への考察も実に深い・・

月ごとにどんな花が咲くのかも

これで一目瞭然ですよ!

僕たちが参拝したのは6月6日で、

アジサイが綺麗に咲いておりました。

模型近影。

スケールは100分の1。

仮殿、南回廊側から。

西回廊から見た仮殿&御本殿。

仮殿アップ。

仮殿後側。

俯瞰して見ると、

飛梅などの配置も完璧ですね!

藤本壮介展・太宰府天満宮仮殿の軌跡を見て

僕の頭に湧き出てきたのは、

「奇跡」の二文字です。

そうです、

ここまで感銘を受ける仮殿は

ある意味、奇跡です・・

しかし、

そんな奇跡を起こすためには、

「地道過ぎる努力の軌跡」があったのです。

現在、仮殿にお住まいの菅原道真公、

四季の草木に囲まれて、

さぞかし快適な仮殿ライフを

送られていることでしょう。

御本殿に戻りたくないなんて、

言わないでくさいね!(笑)

 

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Comment

  1. たま より:

    関西在住ですが、万博来られるのですね。暑いのに、建物の中に入るのに、炎天下行列ですし、大屋根リングは、雨漏りするらしいですし、交通網も酷い感じですので、色々お気をつけてください。

    • tabibito1722 より:

      たま様
      コメントありがとうございます!
      あまり気張らず、
      夕方5時からのチケットにしています(笑)
      行列には並ばずに、
      楽しめる範囲で体験してみるつもりです!

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