島義勇像(札幌市役所)

 

47年

明治二年、

開拓三神の御霊代を自ら背負い、

開拓判官として未開の札幌に入り、

碁盤の目のような整然とした

都市作りに着手し、

大きな功績を残した島義勇しまよしたけ

そんな島義勇を顕彰する銅像は三つで、

昭和四十六年(1971)札幌の市役所に、

昭和四十九年(1974)北海道神宮に、

そして、

平成三十年(2018)

島義勇の故郷である

佐賀市に建立されています。

札幌では札幌を作った人として

多くの人に敬愛されていても

地元佐賀では、

佐賀の乱の首謀者の一人として、

長い間、「負のイメージ」が

あったようです・・・

それが、

札幌市役所の銅像から

47年もの月日を経て

佐賀に銅像が建てられた

大きな理由でしょう。

こちらが佐賀市の島義勇の銅像で、

蝦夷地探検に向かう時の姿が再現され、

北海道の方向を向いて建てられています。

実は銅像の建つ佐賀市の街並みは、

札幌と同じく、

碁盤の目のような区画をされています。

札幌の美しい都市を構想した

島義勇の脳裏には、

京都だけでなく、地元の風景が、

過っていたのかも知れませんね。

札幌市役所

旅行先に市役所が入るなんて、

滅多に無いこと(笑)

史上初かも知れません。

佐賀城本丸歴史館の「寸劇」で、

初めて島義勇の名を知ってから7年、

ようやく札幌市役所訪問が叶いました。

エントランス。

正面玄関。

市役所入って左側の壁。

なんか吸い込まれそう(笑)

玄関入って右奥には、

銅像が見えていますね!

島義勇像

遂に出会えます、島さんに!

待ちに待った7年間、

長かったような

あっという間だったような・・。

台座の島義勇が詠んだ漢詩の

読み下し文を書き出します。

「河水遠く流れ山隅に峙つ

平原千里の地膏腴

四通八達宜しく府を開くべし

他日五州第一の都

(明治二 冬 作詞)」

また、解説には、

「この詩は、開拓判官島義男が

札幌開拓の着手にあたって

札幌の洋々たる前途を

ぼくしてよまれたもの」

このように書かれています。

北海道の大地を見渡す島義勇。

まだ刀を差していますね。

これでは寒かったはず(笑)

島義勇の事績と

建立の経緯などが記された

台座裏側の解説。

真横から。

この銅像は、

自らが背負った開拓三神と

その御霊代を島義勇に預けた

明治天皇が祭られている

北海道神宮に向けて

建てられているのが、

また泣かせてくれますよ・・・

後ろ姿もカッコいい!

展望回廊

現地で知ったのが、

展望回廊なるものの存在です。

へ〜行けるんだ!

だったら行くしかない(笑)

エレベーターで19階へ。

大通公園方面は閉鎖されていますが、

反対側(北面)は、

展望回廊に出られます。

外へ。

雨が降ってるからか誰もいません。

札幌市北側の案内。

案内通りと言いたい所ですが、

高いビル群で札幌駅などは見えませんね。

しかし、

凄いものが見えています!

札幌の時計台!!

まさか俯瞰できるとは、

全く予想しなかっただけに

僕も妻も超感動です!

札幌の時計台は、

「日本三大がっかり観光地」

な〜んて言われていますが、

ここからの景色を見れば、

「日本三大感動観光地」(笑)

でいいのでは無いかな?

そして、この時妻が雄叫びを!

「あれ、テレビ塔じゃない?」

その声に目を向けると・・

お〜ここからも

テレビ塔や大通公園が

見えるじゃないですか〜!

南面の展望回廊が立ち入り禁止で

諦めていただけに

感動もひとしおです。

さっぽろテレビ塔まで

こんな角度で見られて、

遂にテンションはMAXに(笑)

感動&テレビ塔と共に、

スリーショットで〆。

札幌市役所、

まさに北海道の隠れた名所です!

 

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