高御魂神社(福岡県うきは市)

 

御由緒書き

有名な神社ならば、

その神社の御由緒などは確実に

参拝者に表示されていますが、

あまり知られていない地方の神社には、

全く御由緒の手がかりさえ

無い場合もあります。

そして今回参拝した、高御魂神社も

その類にもれなく何もありませんでした・・・

正直、僕などは、御由緒を

あまり気にしないので、無ければそれでも

問題ない派ですが、

神社の名前によっては(笑)、

気になる場合もあります。

そんな気になる神社の一つとなったのが、

高御魂(たかみたま)神社です。

その気になるポイントは、

「高御魂」という漢字でした。

この漢字をみた時

「高皇産霊神(たかみむすびのかみ)」

を連想し、ご祭神かも?

と勝手に思っていました。

そして、このブログを書く時に

高御魂神社を検索して出てきたのが、

神功皇后研究でも有名な

「綾杉るな」という方の

ひもろぎ逍遥というブログです。

これによると、ご祭神は、

高皇産霊神 たかみむすびのかみ

天御中主神 あめのみなかぬしのかみ

神皇産霊神 かんみむすびのかみ

この三柱で、僕の想像が当たっていました(笑)

そして、さらに、

「宇多天皇寛平7年(895)、

肥後国八代郡大田郷の妙見宮を、

熊抱平馬太夫行定が御伴して

この地に勧請した。」

と書かれているではありませんか。

八代の妙見宮と言えば、

その大祭である

妙見祭が、ユネスコ世界無形文化遺産に

登録されていて、以前僕たちも参拝した

あの「八代神社(妙見宮)」ですよ!

へ~そんな繋がりがあったなんて、

やっぱり気になって良かった(笑)

高御魂神社へ

一の瀬神社からさらに山奥へと進むと

左側に見えてくるのが、高御魂神社です。

駐車場が見当たらないので、

妻が、すぐ前の交番で尋ねたら

道に停めていて良いとの事。

警察のお墨付きを貰ったからには

駐車違反は取られないと

安心して参拝へ(笑)

石垣でガッチリ固められています。

一の鳥居の神額を見ていると、

妻が一言、

「あっ!ハエちゃんだ!」

確かにハエちゃんですね。

ハエちゃんは妻のおばあちゃんの化身、

いきなり縁起の良い高御魂神社です。

野面積み的な石垣に目が奪われます。

誰もいませんが、

手入れが行き届いた綺麗な境内で、

地元の崇敬が篤いことが伺えます。

参拝前に石垣を堪能。

こんな積み方は、

やはり江戸時代かそれ以前でしょう。

ここを上ると拝殿です。

石段横の丸っこい石にも注目。

拝殿。

阿形の拝殿狛犬。

こちらは吽形。

拝殿前には阿形の石狛犬が

一体だけ寂しく?神様を護っています

吽形は何処へ・・・

御社殿脇は広々としているので、

撮影者には有り難い限りです。

左から、拝殿、幣殿、本殿。

このスペース、

神仏習合時代には、

お寺的な建物があったのかも知れません。

本殿。

境内社

本殿右後ろに境内社が集中しています。

素戔嗚(スサノオ)社

石の社。

大神宮。

神額。

木製の社。

古い石祠。

金比羅社。

御社殿向かって左側の猿田彦大神。

何故か、木の周りに岩を重ね、

その上に祭られています。

ツーショットも完了。

御神木の榧(かや)

神社によっては御神木と言われる

神様が宿るとされる木があり、

ここでは榧の木がそのご神木です。

どうしれも石垣に目がいきます(汗)

これだけの石垣を積むのは、

お城づくりの技術に通じるものがあるでしょう。

そんな心の回り道をしながらも

うきは市指定天然記念物の

榧の木を堪能しました。

多の木々とともに

御社殿を護っています。

今日の癒やし

神社周辺の景色に癒やされました。

境内から見た風景は

どこまでものどかで、

平和な農村といった感じです。

日常を忘れさせてくれる

素敵な場所に導いてくださった

神様、感謝です!

 

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