高照神社(弘前市)御社殿

 

ナイスアシスト

高照たかてる神社が岩木山神社

すぐ傍という「位置関係」を

僕は全く認識しておらず、

計画では岩木山神社参拝後、

弘前城に行き、その後、

「近くの」高照神社参拝を

計画していたのです。

ところが、岩木山神社から

弘前城を目指して出発した直後、

「あれ、高照神社って書いてあるよ!」

こんな妻の雄叫びで、

神社に滑り込んだのでした。

もし、片道30分ほどの

弘前城まで行っていたら

高照神社参拝は諦めるしか

なかったでしょう・・

相変わらず詰めの甘い僕ですが、

結果が良ければそれでOK!

近年、

60年来の方向音痴から脱出した

妻のナイスアシスト、

本当に感謝です!

参道

社頭での注目は

電話ボックス(笑)

立派な社号標よりも

存在感あるかも知れませんね。

最後に公衆電話を使ったのは、

いつだったでしょうか・・

平成の半ばくらいかな?(笑)

一の鳥居は木製の両部鳥居です。

神額。

宮司さんの謹書ですが、

注目すべきはそのお名前が

「津軽」さんということ。

弘前藩の藩祖、津軽為信の

ご子孫ということで、

決定しておきましょう。

二の鳥居。

二の鳥居のすぐ左側には、

「弘前藩歴史館」がありますが、

この日は休館日。

時間がない僕たちにとっては、

「諦めがつく」最高の理由です(笑)

「弘前藩歴史館」、

外観からして、

内容も相当期待できそうですね!

忠魂碑などに参拝。

御由緒を書き出すと、

以下になります。

「吉川神道を信奉した

弘前藩四代主の津軽信政は、

自らの葬地を高岡と定め、

宝永七年(1710)に弘前城で死去した。

五代藩主信寿はその遺言に従って神葬。

正徳元年(1711)に廟所を、

翌年には本殿などを建立したほか、

享保六年(1721)には門前に

屋敷割りを行い、

現在の高岡集落の元をつくった。

その後、七代藩主信寧が拝殿を、

九代藩主寧親が随神門や廟所門を整備した。

社殿配置は東西に一直線で

鳥居、随神門、拝殿・幣殿が並び、

廊下を挟んで中門から本殿に至り、

更に西方二〇〇メートルに

廟所と墓所がある独特の構成となっている。

このように吉川神道の教えに基づいた

建造物群で現存するのは他に例がなく、

更に江戸時代中期の神社建築の特徴を

よく現していることから、

平成一八年(二〇〇六)七月、

本殿をはじめとする建物八棟と

信政公墓二基が重要文化財に指定された。」

「高照神社配置図」。

拝殿、本殿から

真っ直ぐの行った先に

墓所、廟所という配置は、

会津藩主、保科正之の廟所がある

土津はにつ神社と同じですね!

どちらも吉川惟足これたりの説く、

「吉川神道」での埋葬ですから、

これが「吉川式」というものなんでしょう。

こちらが土津神社の配置図です。

名君とも言われる、

聡明な信政さんですから、

もしかしたら

吉川神道に傾倒すると同時に、

二代将軍徳川秀忠の子で、尚且つ、

三代家光、四代家綱の補佐役だった

保科正之さんを意識して、

吉川神道を選んだという

藩の安泰を念頭にして

深謀遠慮もあったのかと

推察してしまいます。

横位置の写真付き配置図。

こちらには、

広大な「馬場」の記載もあります。

神橋を渡って三の鳥居へ。

めちゃ渋い手水鉢を発見。

苔のむし方、清らかな山水、

これはたまらんですね!

平成二十二年、

津軽信政公、

御神忌三百年祭での奉納です。

神馬。

随神門。

随神様(阿形)

随神様(吽形)

拝殿

随神門をくぐると

拝殿が見えてきます。

緑が眩しい!

杮葺の拝殿をズームで撮影。

「御宝蔵」

享保時代の建物と書かれていますが、

奥の建物が覆屋なのかな?

ちょっと不明です。

参道左側の2本の御神木、

「ウラジロモミ」。

樹齢は約200年。

十代藩主の時に持ち込まれたものと

推察されています。

手水舎。

案内。

拝殿へ。

軒唐破風下の繊細な彫刻。

参拝。

中に入って自由に絵馬を

ご覧くださいとの案内を見て、

僕も入らせていただきました。

年代物の絵馬だらけで、

まるで絵馬殿のようです。

反対側からも撮影。

本殿

次に本殿へ。

本殿も杮葺。

本殿に参拝。

後ろからも撮影。

この後、さらに東に進み、

廟所へと向かいます。

(続く)

 

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